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運送会社
坂出キョードーサービス ドローンを使って挑戦、新事業に着手
2018年3月30日
「新規事業という意味合いもあるが、将来的に幅広い分野で需要が見込めると判断した」と惣田直人氏(坂出キョードーサービス社長、香川県坂出市)。同社はこのほど、ドローン(無人航空機)を活用しながら新ビジネスを探るチャレンジを開始した。
地元・四国エリアを中心とした平ボディー、ユニック車による一般貨物輸送が主力の同社。精密機器や産業機械、建材などの扱いには定評があるが、近年は太陽光発電パネルの輸送業務を手掛けるケースも増加。「敷設工事の現場でドローンが飛んでいる光景を見たのがきっかけだった」と、それまで抱いていたドローンへの関心が、事業化に向けての具体的なイメージとしてつながった。
行動を開始したのは昨秋。11月には従業員と2人で、東京で開催された2日間のドローンスクールに通った。「自動制御が利かなくなったときのマニュアル操作をマスターするのが講習の一番のポイントだった」と振り返る。
今年1月末、高松市の三郎池公園で開かれた「JAPAN47」(災害対策建設協会)香川県支部の立ち上げイベントにも、発足メンバー(法人6社)の一人として参加。外周およそ4kmの同池を舞台に行方不明者を捜索するデモンストレーションが行われれ、防災・災害対応の取り組みもアピールした。
「いま考えているのは損害保険会社と組んで、メガソーラーなど太陽光発電施設の点検・補修ニーズと結び付けること」と新たなビジネスチャレンジに意欲を見せる。一方、運送2社と設備・イベント業者、農園など6法人で構成する同支部を「2~3倍の規模に向けてメンバーを増強するとともに、いずれは支部でドローンスクールも開きたい」と話している。
◎関連リンク→ 有限会社坂出キョードーサービス
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