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運送会社
ヒップスタイル 提案営業を強みに急成長
2018年3月25日
【東京】首都圏を中心に軽貨物運送事業を展開するヒップスタイル(平田恭平社長、世田谷区)が急成長を見せている。
2013年12月に設立。スポット便、企業専属便、宅配便、緊急配送、軽作業など軽貨物が得意とする事業全般を幅広く手がけているが、とりわけ昨年は新サービスの開始やM&A、業界団体の設立など短期間に大きなイベントが重なり、平田社長は「8月からの数か月間、成長のための大きな機会をいただいた」と振り返る。
8月に首都圏の主要な卸売市場と羽田空港を結び、鮮魚など生鮮食品を飲食店などに届けるフレッシュ宅配事業をスタート。「新鮮な食材を、いいタイミングで取り寄せたい」という飲食店のニーズにマッチし、「案件をこなすのが大変なほど受注が伸びた」と嬉しい悲鳴をあげている。
このほか、昨年9月には同業のai&ai(練馬区)を傘下に入れ、社長に就任。11月からはアマゾンの地域限定の配送業者であるデリバリープロバイダーとなるなど、短期間で規模、売り上げとも大きく伸張。現在はグループで130人のドライバーを抱え、「1日に250〜300人ほどのドライバーを動かしている」
強みは提案営業。営業先が大企業であっても先入観なく積極的に足を運び、困りごとを解決するためのサービスを提案し、仕事を引き受けるスタイルだ。
業界全体のレベルアップにも深い関心を持ち、昨年11月には同業者らと次世代物流協会(北川英夫会長、同区)を設立。理事長に就いて運営を引っ張る。軽貨物業界は全国的な団体が少ないため、教育などが十分に行われていないことが課題と捉え、「ラストワンマイルを担い、最終消費者に近い我々がレベルアップすることで、業界だけではなく日本全体のためにもなる。協会の取り組みを通じて、軽貨物を中心とした国内の物流の振興を目指したい」と話す。
◎関連リンク→ ヒップスタイル株式会社
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