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運送会社
AZロジ 被災地へボランティア、感謝の気持ちがサポート
2018年9月7日
【愛知】「テレビを見ていて、被災地の状況が時間の経つにつれて、酷くなっていると感じた。その中で『何かできることはないか』と考え、居ても立ってもいられなくなった。緊急物資をトラックに載せて被災地へ行ったが、同じ日本とは思えない状況だった」と振り返るのは、AZロジ(名古屋市北区)の不破聡社長。平成30年7月豪雨で、特に被害が大きかった岡山県倉敷市真備町とその付近へ、同社の社員や取引先関係者から募った物資を運搬。土砂の除去や復旧に追われる被災者らに、物資を配って回った。
西日本を中心に北海道や中部地方など、全国的に広い範囲で被害をもたらした集中豪雨。訪れた真備町では、小田川と支流の高馬川などの堤防が決壊し、多数の尊い命が犠牲になった。
不破社長は同社のドライバー1人を連れて、岡山方面へ。トラックには同社の隣にあるデザイン企画会社のアートプランナーが無償で制作してくれた「緊急物資運搬中」の横断幕を付け被災地へ向かった。荷台には、大量のミネラルウォーター、デッキブラシやスコップなどの清掃道具、長靴などを積み込み、真備町へ到着。拡声器を使いながら、冷やしたミネラルウォーターを被災者に手配り。周辺の学校にも訪問し、子供らにお菓子などを配って勇気づけた。
不破社長は「被災者の皆さんが気丈に振る舞っている姿に、逆に元気を貰ったという印象。物資に関しては、役場に大量の物資が運ばれているにも関わらず、それを捌く人間が不在で、被災者の方々に行き届いていなかった。同じ真備町でも、少し離れるだけで物資の届いている所と、そうでない所がはっきりとしており、今後の課題と言える」と指摘する。
「どんな状況であっても、一致団結するのが日本人としての誇り。私自身が会社を経営する上で、様々な方々に支えられて今がある。『感謝』する気持ちが、今回被災地をサポートしたいという行動につながった。これからもボランティア活動は継続する。今回、寄付金や物資などの提供をしてくれた全社員、取引先に本当に感謝している」と不破社長。
今後も社員を被災地でのボランティア活動に参加させ、会社全体で取り組んでいくとしている。
協賛企業は次の通り。名古屋銀行味鋺支店、中京銀行楠町支店、第一生命保険春日井中央支店、フジクレイン物流、アートプランナー、名古屋市千種区と岐阜市の会社員、AZロジ全社員。
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