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運送会社
川相商事滋賀支社 障害者雇用優良事業所で表彰
2018年11月19日
総合的な物流事業や人材派遣、トランクルームなど幅広く事業展開する川相商事(川相政幸社長=写真中央、門真市)の滋賀支社がこのほど、滋賀県知事から「障害者雇用優良事業所」として表彰された。
同社は、5~6年前から障害者を積極的に雇用するようになり、現在は、同社に14人が雇用されている。
障害者を雇用するにあたり、受け入れ体制を構築するために、実際に障害者を雇用している企業を見学するだけでなく、社員教育の中に接し方などについての意識づけなどにも取り組んだ。
また、障害者の就労にあたり、雇用した人材ができることとできないことを、事業者などに伝達するジョブコーチについて専門家に相談し、アドバイスをもらいながら体制を構築してきた同社。
川相社長は「試行錯誤をしながら様々なことに取り組み、研修などを繰り返してきた結果が、今回の表彰につながったと思っている。今後は大阪でも1人採用の予定なので自社のできる範囲で積極的に採用していきたい」と話す。
人材育成部の宮脇和孝氏(同右)は「はじめは、全く分からない状態から始めたので、悩んだこともあったが、専門家にアドアバイスをいただき、ひた向きに取り組んできた結果が現在につながっていると思っている」と述べた。
また、同氏は「障害者を雇用するようになって、会社の社員全員が優しく丁寧に接してくれるだけでなく、しっかりと周りを見ながら仕事をしてくれるようになったと感じている」と会社の雰囲気が良い方向に変わったとも実感している。
相川定任課長(同左)は「今までは管理職やリーダーが教育や人材を育てるようにしていたが、現在は社内全員で教えていく風土になってきた。一人ひとりにしっかり向き合いながら仕事を教えていくと、仕事を習熟してくれることで健常者となんら変わらずにこなしてくれる」と説明する。
また、川相社長は「全員が活躍できる職場を作りたいだけでなく、今後は障害者を雇用しようという企業に、会社側の側面でサポートしていけるようにしたいと思っている」とし、「それぞれの個性をつかんで生かしていけるようにしたい。今回の取り組みで、思いやりの気持ちが今まで以上に、会社全体で成長している」と語る。
◎関連リンク→ 川相商事株式会社
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