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運送会社
富士運輸北九州支店 完全個室の仮眠室を完備
2019年4月3日
【福岡】富士運輸北九州支店(川口慶剛支店長)は3月12日、完成した同支店の内覧会を実施。今回の内覧は北九州市側からの働きかけをきっかけに行われた。
市では人口減少が問題となっている。20年後には人口は78万人にまで減少すると予測されており、生産年齢人口比率は52%に低下するともいわれている。
市の担当者は「企業誘致による雇用創出を勧めなければならない」と話す。同社がこの場所に営業所を開設する話を聞き、今後の参考のためにと訪問。業務内容や事務所内の設備、積み替え用倉庫や最新機能を搭載した車両などを見ながらその説明を受けた。
完成した新社屋の2階には、ドライバーのための仮眠室が8室作られている。エアコン完備の完全個室だ。同社では「会議室よりも仮眠室を」という方針。川口支店長は「会議はパソコンがあれば可能。広い部屋は必ずしも必要ではない」と話す。
昔はトラックの仮眠スペースで休息を取るのが当たり前だったが、それでは疲れは取れない。また、複数人で使用する仮眠室も、他の人に気を使ってしまいゆっくり休めないという声も出ていた。ドライバーの労働環境を向上させるために、同社では他支店でも個室仮眠室の充実を図っている。
同支店では中継地点としての役割を果たす事も前提に施設運用が考えられている。今後は地元市民の雇用を軸に、車両台数を増やして行く予定だ。
◎関連リンク→ 富士運輸株式会社
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