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    光運送 成功体験が意識高揚、特殊な輸送品に魅力

    2019年9月13日

     
     
     

    「中小企業の社長になること…本当に悩んだが、結局は一方的に自分で決めた」と30歳のとき、それまで勤めていたゴムメーカーを退職し、事後報告の格好で創業者である父親に家業を継ぐ意思を伝えたという祇園浩一氏(光運送社長、岡山市中区)。「父ちゃん・母ちゃん経営で、配車役だった母親が体調を崩したのもあった」と、サラリーマン人生にピリオドを打った当時を振り返る。

     保有するトラックは大型2台、4トン16台の計18台。入社したころに比べて6台増えたが、鉄製のフロア材を扱う4トン平ボディー車が主力だった車両のラインアップはウイング車中心へと変わっている。長年にわたって手掛ける遊技機の輸送に加え、3年前からはPCB廃棄物の収集・運搬事業も始めた。

     「スロットやPCBなど、特殊な輸送対象に魅力を感じる」という。人体への影響が明らかになったことで現在、新しく製造・輸入することが禁じられているPCBの廃棄物は令和9年3月末までに処分しなければならず、同社では高濃度から低濃度に至るまでの手続きや収集・運搬、処理の流れを一貫してサポートする体制を敷く。

     より慎重さが求められる荷扱いを手掛けていることもあるが、「我々のような小規模の事業者が取引先から支持されるには信頼しかない」と日ごろ、ドライバーらには「本を読むこと」「学ぶこと」を口酸っぱく指導する。「何のために仕事をしているのか。物事の考え方がしっかりしてくれば自然と変わってくる。危険物の資格や、運管試験をパスするといった成功体験によって次に進む実感を持てる」と断じる。

     ホワイト物流のセミナーに参加して「Gマーク認定も受けているが次元の違いを感じた」という。「仮にゼロ、1、2…と星の数で運送会社が区分されると、求人検索の場面でも確実に差が出る。星を取るには『あの仕事(荷主)をやめないと無理』となれば、そのうちトラック事業者に選ばれる荷主にならなければ…と、従来と逆の状況になるかもしれない」と展望する。

     今年2月に開かれた岡山中央物流ネットワーク(JL岡山中央)の総会で、25年前の創設当初から理事長を務めてきた岡崎博氏(岡崎陸運)に代わって2代目に就いた。祇園氏も発足時メンバーの一人で、「岡山のホテルで開かれたローカルネットの説明会に30~40人が集まったが、まだパソコン環境も十分ではない時期で、加入しない理由が見つからなかった」と述懐。

     当時、出先で帰り荷を確保しても「運賃を聞くのが失礼という変な空気があり、運んだ後に運賃を知る状況だった」という現場を、求車求貨の新しいシステムが大きく変えたのは確かだ。所属協組のけん引役となり、「いまも業務支援のツールであり、組織力は絶大。増員による活性化は不可欠だが、以前のような『入らないとやっていけなくなる』という明確な魅力をどう出すか。25年来の仲間と知恵を出し合い、同じ方向で何か一つ仕事をしたい」と話している。

    ◎関連リンク→ 光運送株式会社

     
     
     
     
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