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    「人(ひと)動線管理システムHps-1」が好調

    2007年1月22日

     
     
     

     土木サポート・システム(仙台市泉区)がリリースした「人(ひと)動線管理システムHps-1」(本紙平成18年11月9日号で既報)が好評だ。
      「大手物流会社やコンサル、メーカー、卸しなど、さまざまな業種から問い合わせていただき、投資会社からのお声がけもあった」と、近況を語る伊藤敏彦社長は現在、全国各地からの引き合いに応えるべく多忙な日々を送っている。


     同システムは、ピッカーの腰に万歩計のような計測機器「b-moni(ビーモニ)」を付けて行動データを取得し、倉庫やセンターでのピッカーの動線を「見える化」するもの。倉庫などの屋内はGPSでのデータ取得が難しいが、「ビーモニ」は位置センサーを内蔵しているため、屋内でのデータ取得が可能となっている。
     蓄積したデータは同社が解析し、構内レイアウト図と行動履歴を重ね合わせる『マップマッチング』を行うとともに、エクセル形式のデータも提供する。
      ピッキングにかかる時間やピッカー個人の歩幅・速度、累積の歩行距離や時間を表示するほか、複数人の行動データを1枚の平面図上に表示することや、色分けによる滞留度や密集度の図示も可能だ。
     これらの機能を駆使することで、現場改善のためのデータ収集にかける労力が大幅に削減される。「ストップウォッチを持ってピッカーの後ろをついて歩く」といった従来のデータ収集方法を根本から覆す同システムには、各社からの驚きの声が絶えないという。
     「データ収集はもちろんだが、分析まで行えることを評価されている」と同社長。もともと土木関連や測量システムを開発していた同社の「位置情報に関する技術力」が、思わぬ形で物流現場に結びついた。
     現在は、「まずは『ビーモニ』量産体制を整えることが急務」と、普及への足場固めをしている段階。なお、「今後は映像とのリンクも考えている。ピッカーに小型カメラの付いたメガネをかけて作業をしてもらい、時間軸と映像を対応させれば、位置情報だけでなく『その時間に何をしていたのか』が明確になる」と、さらなるバージョンアップにも意欲的だ。
     同社HPは http://www.d-ss.co.jp/
                               (07/1/22)

     
     
     
     
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