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    阪急交通社・多田尊則専務インタビュー

    2007年6月4日

     
     
     

     阪急交通社(小島弘社長、大阪市北区)は 一昨年、センコーと業務提携し、話題を集めた。多田尊則代表取締役専務執行役員(国際輸送事業本部長)は「互いの弱点を補完し合い、それぞれの得意分野を活用して、予想以上の成果を上げている」と喜ぶ。


     両社の提携事業が本格的に動き出したのは昨年。例えば、施設面ではセンコーも海外に事務所を持つが、どちらかといえば軸足は国内。海外施設の共同利用第一号として阪急交通社のフランクフルト(独)事務所にセンコーの社員が一人入った。「彼は独自(センコー)のビジネスを現地で展開する一方、われわれには倉庫ビジネスのアドバイスをしてもらっている」。
     国内では、逆に阪急交通社がセンコーの福岡PDセンターに「間借り」し、博多通関営業所としてオープンした。福岡空港などに既存の事務所はあるが「船の比率が大きくなってきた」ため、箱崎地区にある同センターに入居、通関手続きの効率化を図り、営業部隊も置いた。
     また、阪急交通社の成田や原木などの拠点で「倉庫業を登録したが『値決め』の方法が分からず、プロのセンコーさんに現場を見せて、診断してもらった」という。「当社では通過型貨物が多く、従来は『通関だからまあいいや』と保管料金はあまり配慮しない傾向があった。営業倉庫のビジネスがさっぱり分からない状況だった」。荷(貨)物の置き方、並べ方など倉庫のプロであるセンコーが伝授した。
     「倉庫ビジネスと国内輸配送」を得意とするセンコーと「通関、フォワーディング」の阪急交通社のコラボレーションは徐々にではあるが、確実に成果を上げている。「これまで当社では、輸入し、例えば通関までで終わっていた物流業務をセンコーさんの国内倉庫やトラック配送網の活用を顧客に提案することでサービスが拡大した。両社の提携により、海外生産地から配達現場まで一貫した物流サービスが提供できる仕組みになった」と強調する。
     昨年末、爆発的なブームを巻き起こした任天堂の新型ゲーム機の物流でも両社のコラボが大貢献。あまり知られてないが、任天堂とは「古い付き合い」の阪急交通社。「あれ(ゲーム機)は全部中国生産だが、日本に輸入してから検品し、それから各地の指定倉庫などへの配送ビジネスとなる。それ(検品以降)をセンコーさんにお願いした。今までなら関空に到着して、うちは通関して『はい終わり』。それをセンコーさんで保管し、すべて配送しますと、川上から川下までの契約を取り、後半をセンコーさんにお願いしたケースだ」。輸入貨物では任天堂と似たような事案がいくつかあり、「現在、商談が進行中」。
     通関業務はセンコーも行っているが、地域によっては依頼が殺到し受注キャパを超えるケースも出る。これを阪急交通社が引き受け、手伝うことも。「引越シーズンには当社の引越輸送業務もセンコーさんに手伝ってもらっており、互いに顧客サービス向上、業量拡大につながっている」。
     両社のコラボが予想以上に好評のため、昨秋、両社の特長を併記し「ロジスティクス・コラボレーション」と題した営業用パンフを作成した。「プラスαを生み出す『新物流力』にご期待ください」と記した表紙の下に両社の社名(ロゴ)が並ぶ。「新規開拓に有効活用する」という。(土居忠幸記者)
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    ◎関連リンク→阪急交通社

     
     
     
     
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