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    日立ワイヤレスインフォ 無線で温度管理「Air Sense」

    2007年7月31日

     
     
     

     日立製作所ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー(東京都千代田区)の「Air Sense」は、温度や湿度、加速度などの変化をリアルタイムで監視できる無線ネットワークシステム。「食の安心・安全」に貢献するシステムとして注目されている。今年二月、銘菓「東京ばな奈」で知られるグレープストーン(同杉並区)の浦和工場に納入されたことでも話題になった。


     同工場は最新鋭のHACCP対応施設で、同システムの利用により、品質管理の強化と管理業務の効率化が図られているという。
     同システムは、専用のセンサーで温度、湿度などを計測。それらの情報は基地局を経由し、無線ネットワークを通じて管理PCへと届けられる仕組み。情報を発信する間隔は、一秒─二百五十五分の間で設定できる。
     同社センサネット事業開発部の小故島正文部長は、「いまのところ、工場や店舗など閉じられた空間での利用が多い」と説明。しかし、食の安全が流通過程にも求められるようになり、「トラックの荷台に積むことで、輸送時の監視もできる」と、同システムの広がりに意欲を見せている。
     センサーの種類は、用途によって選択できる。温度や湿度に加えて加速度センサーがあれば、「揺れを把握することも可能。ワインやケーキなど、揺れや傾きに弱い商品の輸送時に利用できる」。また、管理者がデータから異常の予兆を感じた際、それを運転者に伝えることで、「リスクを未然に防ぐ」のが最大のメリットとも言える。
     システムそのものを、顧客ごとにカスタマイズできるのも同社の強み。「データ履歴の分析ツール」など、要望に応じて作り込みを行うという。
     価格は、「温湿度・加速度センサー搭載のセンサノード七式」「中継機二式」「ゲートウェイ(基地局)一式」「管理ソフトウェア一式」の最小構成で百十四万八千七百円(税込み)。同部長は、「品質管理を支援するこのシステムを、輸送の分野にもぜひ広げていきたい」と話す。
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     詳細は同社HP、http://www.hitachi.co.jp/wirelessinfo/

     
     
     
     
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