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    住友スリーエム 低価格の温度トレーサー「TL20」

    2007年8月6日

     
     
     

     住友スリーエム(東京都世田谷区)はこのほど、「3M温度トレーサーTL20」の販売を開始した。「手軽に使える」ことに重点を置き、機能を絞り込むことで1台3000円という低価格を実現。初年度で1億円の売り上げを目指す。同社テープ・接着剤製品事業部マーケティング担当の三谷信一マネジャー(写真)に話を聞いた。


     同製品は、「名刺サイズ大」というコンパクトサイズ。マイナス20度からプラス60度まで測定可能で、主にチルド帯での利用を見込む。測定間隔は1〜120分の間で設定でき、「◎時◎分、◎度」というデータが蓄積されていく。あらかじめ設定された管理温度帯から外れると、LEDランプが灯りアラートを発信する仕組み。
    tl120.jpg
     蓄積したデータはPCに取り込んで分析でき、ExcelやCSV形式での出力も可能。データ解析のためのソフトウェアは、同社HPから無料でダウンロードできる。英語・フランス語・スペイン語に対応しており、「国際輸送にも対応する」。7月からは日本語バージョンもリリース。中国、韓国版の制作も進んでいるという。
     車両1台に対して、複数の温度計を使う用途を想定。「通常、冷蔵車の温度計は冷気吹き出し口の近くに付けることが多い」とした上で、「現在お使いの温度計に加えて、開け閉めの多いドア付近に装着すれば、より高い精度での温度管理ができる」と説明する。また、「輸送時の温度のログを提出すれば、輸送品質の確かな証拠になる」という使い方もできる。
     食品や医薬品はもちろん、化粧品や精密機械などの輸送用途で、すでに多くの引き合いがあるという。特に食品分野では、「ISO22000やHACCPなどの盛り上がりを見ても分かる通り、食の安全への要求が高まっている」とした上で、同製品を使えば「温度という具体的な数値で『安全』を示すことができる」。また、「(同製品を)搭載すれば、ドライバーが温度管理に敏感になる」と、抑止力効果への期待も。
     同製品は電池交換ができない使い切りタイプ。同マネジャーは、「一見、割高に思われるかもしれないが、初期導入費用や、一年ごとに校正(計測器が正確に作動しているかを確認すること)を行うコストを考えると、この値段であれば使い切りのほうが採算が合う」と説明する。「機能を盛り込むよりも、価格を抑えることで裾野を広げたかった」とし、「高額な温度管理装置には手が出ないという事業者様にも、お気軽にお使いいただきたい」と話す。
     「安全」の願いを込め、製品のカラーはよく目立つ青色を採用。同製品とPCとをつなぐ専用のUSBケーブルが2000円。ソフトウェアは「随時バージョンアップを重ねていく」としている。販売店を通じて1台から購入可能。
    mitanishi400.jpg
     問い合わせは、電話0570(011)511番(同社カスタマーコールセンター)。
     詳細は同社HP、http://solutions.3m.com/ja_JP/WW/Country/

     
     
     
     
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