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    菱重コールドチェーン 質の高い定温輸送に貢献

    2007年9月17日

     
     
     

     記録的な酷暑となった今夏。輸送途上の荷物の温度管理は、事業者にとって大きな課題となった。
     トラック輸送用冷凍装置の販売などを手がける菱重コールドチェーン(東京都千代田区)。食品はもちろん、薬品、精密機械、化学品、美術品など、温度を保つ必要のある品物の高品質な輸送に貢献している。軽自動車用から大型トレーラ用までの全ラインナップをそろえる、国内随一の販売会社だ。


     同社の強みを、鯉沼広取締役は「顧客の専用仕様に対応できること」だと話す。ユニット単位で装置を取り付けるため、「『冷凍車』として出荷されるものに比べて、より細かなニーズにこたえてオーダーメイドができる」という。
     最近需要が高まっているのが、「二室冷凍ユニット」。荷台を前後に分け、一方を冷蔵、一方を冷凍など二種類の温度帯を設定できるシステムで、コンビニ配送などに活用されるケースが多い。
     事業者の要望によっては、三室も対応可能だ。新製品としては、国内最大の冷凍能力を誇るトレーラ用冷凍ユニット「TFV2000D」を今年の1月に発売。「PEGASUS」の愛称で普及を進める。非常に大きな車両向けとなるため、「ニーズはある程度限られている」とするが、確実に存在する「必要としている事業者」の声にこたえる。
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    TFV2000D
     また、同社が自信を持っているのが「サービスネットワークの充実」。「だいたい3000時間程度の耐久性は確保しているが、過酷な条件下で使われる製品だけに、故障を100%防ぐことはできない」とし、事業者の「万一」に備えるための体制を構築している。
     「直営店が25か所あるほか、160か所を超える指定サービス店を含めて全国を網羅」。そのため、「北海道から東京、九州に向かった車であっても、全国どこでも同じサービスが受けられる安心感がある」と説明する。もちろん、夜間や土日の対応も可能だ。
     一方で、同社では日常のメンテナンスをはじめとした「予防整備」の重要さもアピールしている。同取締役は、「シーズンごとに点検を行い、部品を取り替えるだけでも、安心感は大きく異なってくる」と訴える。
     そして、同社製品を根本で支えているのが、「製造元である三菱重工業の技術力による品質の高さ」。製品の信頼性の高さには自信を持っており、「当社製品に変えた事業者から『故障が減った』という報告も受けている」という。「車両の故障はすなわち、輸送事業者にとっての『機会損失』となる。そういった事態を招かないために、品質面、サポート面でお役に立ちたい」。
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     詳細は同社HP、http://www.rccc.co.jp/

     
     
     
     
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