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    「中堅企業向けの格付け」、他社との差別化に

    2008年3月19日

     
     
     

     「中堅・中小企業のための格付け」をご存知だろうか。
     生き残りをかけ、昨今の物流業界では「他社との差異化」がキーワードになっている。荷主をはじめ、対外的な信頼を得る手段として、GマークやISOなどの各種認証制度が浸透しているが、この「格付け」も新たなスタンダードになる可能性を秘めている。


     実施しているのは格付投資情報センター(R&I、東京都中央区)。中堅企業格付室長の田中英隆氏によると、「これまで、『格付け』は機関投資家などが投資対象として適格かどうかの判断を行うためのもので、上場企業など大企業が中心だった」。
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    説明をする中堅企業格付室長・田中英隆氏
     しかし、「投資対象としては『BB』(投機的水準)以下に格付けされる企業でも、銀行の融資対象としては十分に安全な基準と言える」とし、「日本経済を支える、このゾーンの企業を対象に、『融資適格』を判断するために設けられたのが『R&I中堅企業格付け』」だという。年商5億─100億円程度の企業を対象とし、一昨年10月から開始された。
     同格付けは、最上位を「aaa」とし、以下「aa」「a」「bbb」「bb」「b」「ccc」の7段階で評価。「bbb」以上ならば「融資適格」と判断される。「直近5期分の決算書」「金融機関別借入残高推移」「税務申告書」などの財務関連情報に加え、「調査票」に記入する「マーケットシェア」「社長経歴」「販売先・仕入れ先」などの定性情報を踏まえて審査が行われる。
     結果は、会社案内や広告、Webで公表が可能で、記念品として楯も贈呈される。希望によりR&I社の公表物にも記載され、現在、20社が結果を公表している。物流企業は滋賀県の2社のみ。
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    楯と賞状が贈られる
     田中氏は、「中堅・中小企業は大企業に比べると、どうしても信用力に劣る部分がある」とした上で、「企業としてのIR力が強まるうえ、第三者評価により金融機関からの信用が得やすくなる」と説明。
     また、企業の経営目標としても用いることができ、さらに社員の愛社精神や士気向上などにつながったり、人材採用力がアップしたなどの報告もあるという。
     依頼企業の傾向としては、「成長中の企業が、運転資金や設備投資費を得るために申し込むケースが多い」と分析し、「中小企業に資金がスムーズに流れ、成長への良いスパイラルを構築するために貢献できれば」と同格付けの意義を話す。
     費用は初年度が40万円、継続料金は30万円。最短で、申請から2週間程度で審査が完了する。申し込みは金融機関で受け付ける。いまのところ提携金融機関は限られているが、「格付けを希望する企業が金融機関に依頼すれば、すぐに提携の手続きを行う」としている。 
     問い合わせは、電話03(3276)3406番。
     URLは、http://www.r-i.co.jp/jpn/

     
     
     
     
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