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    段ボールに代わる梱包容器「リスボックス」に脚光

    2008年5月14日

     
     
     

     産業火薬、建設工事用資材、斜面防災技術、合成樹脂製品などを幅広く取り扱うダイカ(大阪市西区)。同社は昨年4月に、折りたたみコンテナやプラスチックパレット、台車など物流資材のオンラインショップ「ダイカオンライン」を立ち上げた。
     低価格で高品質な製品を豊富に取りそろえているとのことで、毎月のようにサイト利用者が増加しているが、なかでも段ボールに代わる梱包製品として注目を集めるのが、環境対応型リターナブル容器の「リスボックス」。


     物流・包装資材の環境問題や衛生・品質問題を解決するために、「エコデザイン」「新しいパッケージングの創造」をテーマに研究開発が進められてきたという。同製品を販売するダイカと、開発・製造した岐阜プラスチック工業(岐阜市)の担当者に話を聞いた。
    daika1.jpg
    製品を説明する、左から山下氏、葛西氏、安澤氏、ダイカ商事営業部合成樹脂課課長の志茂坂寿氏、同係長の玄田稔氏
     リスボックスは、プラスチックの耐久性、耐衝撃性、耐候性、軽量、衛生的といった特性を生かして、あらゆる物流現場で循環型環境活動を積極的に支援する。
     ボトムロック方式の採用により、組み立て、折りたたみが簡単で、フタのロックもワンタッチで操作できる。また、側面5mmという段ボールと同等の薄さ、軽量化を実現。繰り返し使えるよう耐久性を確保しており、「1万回のフタの開閉、組み立て、折りたたみ試験をクリアしている。半永久的に使える」(岐阜プラスチック工業大阪支店産業資材チームリーダー・葛西昌彦氏)という。
     さらに、滑り止めとして軟質の樹脂である「エラストマー」を各辺に配置。「持ちやすく、積み重ねても滑りが少ないため崩れにくい」と、安澤洋氏(同チーム営業係長)は説明する。豊富なカラーバリエーションをそろえており、「中身ごとに箱のカラーをそろえるなど、目で見る管理がしやすくなる。また、側面透明タイプなら、中身を容易に確認できる」という。
     衛生面でもメリットを強調。「密閉性・洗浄性に優れており、水に強く、紙粉・紙片の混入も防げるため、段ボールと比較しても衛生的と言える」(ダイカ商事営業部長・山下克彦氏)と話す。
    daika2.jpg
    リスボックス
     繰り返し使えるため、コスト的なメリットが見込めるほか、環境面でも社会貢献につながるという。岐阜プラスチック工業の測定データによると、段ボールをリスボックスに代えることにより、条件にもよるがCO2が削減されるという。
     価格は、40BII型(段ボールの二才サイズと同等)で6330円(税別)。今年度は50万個の販売をめざす。
     問い合わせは、電話06(6447)7313番(ダイカ)まで。
     ダイカオンラインのアドレスは、http://daika.b-smile.jp/consumer/

     
     
     
     
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