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    物流施設の工期短縮 三井住友建設「ミックPCa構法」

    2008年5月22日

     
     
     

     経営にスピード感が求められるようになり、物流施設の建築にも「工期の短縮」は重要なテーマとなっている。三井住友建設(東京都新宿区)は新たに「ミックPCa構法」を開発。
     同構法は建築面積約1万7000平方m、延べ床面積約6万平方m、地上5階建ての大型物流倉庫で採用され、10.5か月という短期間での竣工を実現したという。同社建築管理本部生産計画グループの梅木俊毅次長に話を聞いた。


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    梅木氏
     昨今の鉄鋼価格の高騰を受け、物流施設など大スパン構造の建物を建てる場合、柱をRC造り(鉄筋コンクリート構造)、梁をS造り(鉄骨構造)とする「ハイブリッド構造」を採用するケースが増加。同社はこの技術を「ミック構法」として確立し、ショッピングセンターをはじめ多くの実績を持つ。
     同構法は、現場でコンクリートを流し込む「柱現場打ち」の方法と、工場であらかじめ柱を組み立ててから現場に持ち込む「プレキャスト化」の方法がある。同社が開発したプレキャスト化による構法を「ミックPCa構法」と呼ぶが、この構法を利用して工区を分割し、各工区を工種別に順次進めることができる。基礎工事、1階、2階…と順を追って進めなければならない柱現場打ちと比べ、作業量の平準化とスピード化が図れる。「ミック構法」は12件の施工実績があり、11件が物流施設。
     同構法は工期が短縮できる一方で、特にフルプレキャスト型の場合、「運搬コストがかかる」「(大きな柱を扱うための)重機の設定が大きくなる」などの課題もあった。そこで、工期やコスト面での多様なニーズにこたえるために、さらに進化させたのが「ミックPCa構法(柱仕口部分割型)」という。
     新構法は、「梁下部」と、梁と柱をつなぎ合わせる「仕口部」を二分割にしてプレキャスト化し、現場で一体化させ、接合部位にグラウトと呼ばれる高強度の素材を流し込むことで双方をつなげる仕組み。仕口部を現場でコンクリート打ちする場合よりも短工期を実現し、なおかつ、プレキャスト単位の分割により運搬のしやすさが向上したという。
     冒頭で触れた5階建て倉庫のケースでは、同構法を採用することで、上部躯体を実働80日、4か月で完了できたという。
     梅木次長は「物流関係のお客さまからは、『荷主の要望で、○月から稼働させたい』などといった要望が多い」とし、「施設の建築も、お客さまの事業計画に合わせて計画を立てる必要がある」と説明。「ミックPCa構法の拡充で、予算や納期により合致した提案ができるようになった」とアピールする。
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    ミックPCa構法が採用された三井造船新住之江倉庫
     同社のHPは、http://www.smcon.co.jp/

     
     
     
     
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