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    ニチレイロジの中国現法「フェニックアルファ」でCO2削減

    2008年7月23日

     
     
     

     ニチレイロジグループの中国現地法人「上海鮮冷儲運有限公司」(上海市)が環境対策・省エネ装置「フェニックアルファ」(フェニック製)を導入、顕著な効果を上げている。同社の北野隆志董事長兼総経理は「CO2削減効果のほか、トラックの燃費が10%ほど向上した」と話す。
     現在、装着車両は13台だが「今後、配送車両すべてに装着する。また、協力会社の車両にも装着を呼び掛けていく」という。中国で物流企業がフェニックアルファを導入するのは初めてで、トラック事業者のほか海運会社なども注目している。


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    北野隆志董事長兼総経理
     同社はニチレイロジグループ本社が51%、三菱商事が28%、上海市浦東汽車運輸総公司が21%を出資して04年3月に設立。ニチレイの長年にわたる低温物流ノウハウと三菱商事の幅広い中国物流情報を融合し、成長著しい中国でスピード感のある事業を展開している。
     上海市内のコンビニ「ローソン」300店舗への低温配送(1日2便体制)と配送センター運営業務をはじめ、現地主要日系企業向けの3温度帯による物流業務を展開。冷凍・冷蔵二層式車両による上海市内配送網の充実から、同社の愛称「鮮冷」は日本料理店から卸・問屋まで低温度食品を扱う事業者間でブランドになりつつある。
     北野氏は「上海は高層ビルが多い割には日本と違って、あまり物流のことを考えてない」と指摘。段差のある長い動線で物流資材が導入しづらく、人手に依存する作業も多いという。しかし、「トラック輸送の効率アップに向け『パブリックな機能』を持つ物流センターを、現地企業とのジョイントで来年までに立ち上げる」計画だ。
     一方、中国は米国に次ぐ世界第2位のCO2排出国。北野氏は「環境対策を先駆け、模範を示すことで地元に恩返ししたい」と考えた。同社はISO9001認証を取得しており、「食品を扱う以上、環境に対しても真摯な取り組みを示したかった」。また、中国も原油価格高騰の影響から軽油価格が急上昇。03年12月に1L当たり3.06元(約46円)だった店頭価格が、今年6月には倍の6.03元(約90円)に跳ね上がっている。
     「今年に入って販売規制が始まり、スタンドでは1回200元までしか給油できず、長蛇の列で5時間待つこともあった」と北野氏。今はこの規制は市内では解除されたが「元々上海は規制が多い都市」で、トラックは中心部の高速道路を走行できず、下を通る場合も時間帯によって「通行許可」が必要となる。
     「環境と省エネの両面で良いシステムはないか」探したところ、日本のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が補助金対象としている「フェニックアルファ」を知り、装着したところ「確かな効果」に驚いた。5月に1台で試験走行を開始、6月に13台に装着した。「6月は暑い日が続きエアコンを使ったにもかかわらず、10%近く燃費が改善できた」。
     「今後、業務委託会社の配送車両40台すべてに装着を進める。協力会社にもフェニックアルファの効果を紹介し、民間企業でできるCO2削減に向けた取り組みの幅を広げていきたい」と話している。(土居忠幸)

     
     
     
     
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