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製品・IT
ナスタ 大型郵便物対応ポストで再配達削減に貢献
2020年3月11日
住宅設備の製造・販売を行っているナスタ(笹川順平社長、東京都港区)は2019年12月、「大型郵便物対応ポストD-ALL(ディオール)」の出荷台数が累計100万台を記録。住宅向けポストでは、業界ナンバー1となる6割のシェアを獲得している。
ディオールは、業界で初めて開発された間口3.5cmの大型郵便物対応ポストで、ナスタガード(盗難配慮機構)の採用で、防犯性を向上し、従来商品よりも性能がアップした上に、価格が据え置きであるのが大きな特長となっている。
それまで防犯上の観点から、投入口に手が入らない高さ(約2~2.5cm)のポストが主流だったが、ネットショッピングの普及で、大型郵便物量が間口の狭いポストに投函できず、再配達となってしまう問題が起こっていた。
そこで2014年、Amazon・日本郵便・ナスタの3社は、配達効率の向上や、迅速で利便性の高い配送サービスの実現に向けて大型郵便物の受け取りに対応したポスト「ディオール」を開発。ナスタガードにより、投入口からの郵便物の抜き取りを防ぐことを可能にした。
同社は「業界トップクラスのセキュリティーとデザイン性で、三大都市圏をはじめ、政令都市などの大都市の新築集合住宅を中心に、5年で100万台を出荷した」とし、「より大きなサイズにも対応したポストの開発も進めている」としている。
2020年に創業90年目を迎える同社は、消費者の立場にたって、荷物の受け取りの快適性を支えるため今後も引き続き、リーディングカンパニーとしてポスト・宅配ボックス市場の成長を牽引し、再配達問題に取り組む考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社ナスタ
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