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製品・IT
LIXIL 物流施設向け「移動可能なトイレ」の受注開始
2020年5月11日
LIXILはこのほど、物流施設などに向け可動式アメニティブース「withCUBE」の受注を開始した。
「withCUBE」は、短工期で設置ができる移動可能なトイレで、レンタルやリースでの利用となる。
同製品は、4種類のマルチ、大便、小便、洗面CUBEというトイレのタイプがあり、組み合わせることで、設置数や男女比率を簡単に変えられるのが特徴だ。タイプによって値段は変わるが、月に3万9000円(税抜き)から利用できる。
水回りということで、気になるのは設置できる場所だが、同製品は排水圧送粉砕ポンプを採用。汚物やトイレットペーパーをカッターで粉砕し排水を一度押し上げることで、パイプシャフトの位置を気にせずどこでも設置できるという強みがある。
サービス事業推進部の田中義親部長は、同社の物流に携わった経験から、物流施設のトイレに着目したという。
「長らく男性社会だった物流業界だが、今後、女性が活躍する機会も増えると思う。その時に、きれいで快適なトイレは、物流企業としても、働く人や求職者に良いPRになるのではないかと考えた」と話す。
同製品は、「可動式」ということで、「仮設トイレを思い浮かべる方もいると思うが、『withCUBE』はおしり洗浄用のシャワーや、流水音などもついている。常設のトイレというイメージを持っていただければ」と話している。
また、月額料金には、プロの清掃業者による月に一度の定期清掃サービスがついている。
日々の清掃では取り切れない汚れも、プロの手によって取り除かれるというのはユーザーにとって心強い。
今後は野外に対応できるように取り組む予定で、野外のバースや、運送事業者の営業所などにも設置しやすくなるとのこと。
◎関連リンク→ 株式会社LIXIL
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