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ミックウェアモビリティ 安全運転支援サービス開始、運転診断12項目をグラフに
2025年6月27日New!!
ミックウェアモビリティ(神戸市中央区)は、通信型ドライブレコーダーを使用した安全運転支援サービス「Mvcube for CV」をリリースした。
これは、2023年10月に提供を開始し、すでに約1500台の導入実績があるタクシー業界向け「Mvcube for Taxi」のサービスを拡充し、商用車全般に向けてリニューアルしたもの。登録車両の情報をリアルタイムで取得でき、通信で画像を取得することで、事故や緊急時の即時の状況把握が可能となる。
同社サービス企画開発部の川上裕史チーフディレクターは、「走行データは1分単位で取得が可能。イベントの発生時にプラスして、通常時に状況確認として映像を見ることもできる」と説明する。
リニューアルにより、安全運転支援機能の充実が図られている。車線逸脱や前方衝突警告などの検知イベントが拡充。さらに、JVCケンウッド製の2カメラ対応通信型ドライブレコーダー「STZ―DR10」に加え、3カメラに対応した「STZ―DR20」の使用も可能となり、居眠りや脇見を検知する「ドライバーモニタシステム」にも対応している。
また、運転診断や危険ポイント抽出の機能も搭載。運転診断は「急加速」「急ハンドル」など12項目を点数化したうえで、グラフとして視覚化。「自分に欠けている点をドライバー自身が把握できる」(同)。営業所ごとの成績やランキング形式での表示もできる。
これらのデータは運行管理者によるドライバーへの安全運転指導に活用でき、診断表には運行管理者のコメントを入力する欄も追加されている。同氏は「手書きに比べると管理者の業務負荷が低減される」とアピール。ドライバー別の日毎のグラフで点数の推移を把握することで、教育効果の「見える化」も可能だという。
リースでの提供で、価格は「カメラの台数にもよるが、1台あたり月額2000数百円程度」。今後は、交通違反の検知機能やアルコールチェッカーとの連動、日報機能の追加など、さらなる機能の拡充を予定している。
同氏は、「これまでにも『事故時の映像が撮れていてよかった』という声をいただいてきた」と従来のドライブレコーダーのメリットを説明したうえで、「さまざまなデータを、安全運転につなげる指標として管理者の方にもっと役立てていただきたい」とさらなる活用を訴える。「少しでも事故が減り、安全な社会になればと願っている」とも。
◎関連リンク→ 株式会社ミックウェア
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