-
製品・IT
ジェネクスト 交通違反を見える化、クラウド型運転管理システム「アイコンタクト」
2020年7月30日
交通安全は運送会社にとって永遠のテーマだ。ジェネクスト(笠原一社長、神奈川県横浜市港北区)が開発・提供するクラウド型運転管理システム「AI―Contact」(アイコンタクト)は、そんな日々、事故防止に取り組む事業者にとって強い味方となる。
同システムのユニークな点は、社員が交通ルールを守っているのか「見える化」できることだ。専用GPSロガーを搭載した車両の走行データをサーバーに送信。運行履歴は分析され、ウェブ上の管理画面から確認できる。交通ルール違反があった場合はその内容が表示される。いつどこで、どんな内容の違反があったのか一目瞭然となる。さらに、地図のストリートビュー機能により現場の様子を確認可能。また、集積されたデータから、安全運転車両のベストランキングや道交法違反傾向などを自動集積し、グラフで確認することができる。
開発したジェネクスト社はドライブレコーダー映像などを用いて交通事故を分析するサービスを提供してきた。この経験が日本全国の道交法データと車両の走行情報を照合するという「AI―Contact」のサービスを実現した。
交通事故発生の裏には何らかの交通違反が存在している。違反状況を見える化し、対策を続けることで確実に事故は減っていくという。同社のユーザーの中では、40件以上あった事故が0件になった事例や9000台保有の大手不動産会社で事故削減により保険料が2億円ほど安くなった事例など、大きな成果が上がっている。
同社では、事故対策をすすめる上で有効なオプションを用意している。「AI―Contact」の利用方法をコンサルタントがアドバイスするサービスのほか、交通事故報告プランを提供している。交通事故報告プランではドライブレコーダーの事故映像を解析。映像内の道路交通法違反を抽出し、教育用データとして活用することができる。
同社のサービスへの自信の現れともいえるのが、交通事故削減コミットプランだ。「AI―Contact」やコンサルティング、事故報告プランなど、同社のメニューをフルオプションで提供。年間の交通事故件数を30%削減することを約束する。目標が未達の場合は返金もしくは次年度のサービスを無料で提供するというものだ。交通事故削減に悩む運送事業者は検討してみる価値があるといえるだろう。
◎関連リンク→ ジェネクスト株式会社
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ