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    日米電子 動態管理システム「D―NASIII」を展開

    2009年4月22日

     
     
     

     日米電子(福岡市中央区)の動態管理システム「D―NAS」は、これまでに4万台もの販売実績を誇るシリーズだ。
     無線に始まる同社の通信技術が生かされて誕生した同製品はバージョンアップを重ね、特に「D―NASIII」はEMS助成対象機器としても認定されており、さらなる普及が予測される。同社システムソリューション事業本部の古賀紹公本部長と同部ソリューション部の山田秀憲SEグループ長に話を聞いた。


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    山田氏(写真左)と古賀氏
     「D―NASIII」にはGPS受信器が内蔵されており、車載器から位置情報がデータセンターにあげられる。ユーザーはインターネット回線を通じて、PC画面上で車両の状況をリアルタイムで把握することができる。「動態管理に必要な要素は網羅している」(古賀氏)とし、さらに「温度センサーやドアセンサーを連携させることもできる」という。拡張性の高さを生かして、温度管理やセキュリティ対策などアイデア次第でさまざまな使い方が考えられる。
     標準シリーズを「III」とすると、簡易版と呼べるのが、4月に新発売される「D―NAS PochiII」だ。同製品は高感度GPS受信器を搭載しており、設置が簡単で持ち運びも可能なことから、「傭車や人の管理にも使える」(山田氏)という。Bluetoothを通じて、車両に搭載されたカーナビ画面に、本部からのメッセージやルートの指示を表示することも可能だ。
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    「D―NAS PochiII」車載端末
     また、車両ではなくコンテナ単位での監視を行うのが「D―NAS TR(トレーラ)」。トラック、鉄道、船舶と「飛行機以外の全輸送モードに対応している」という同製品の最大の特徴は、「監視」だけでなく、リモートでの「制御」まで行えること。「庫内の温度に異常があった際は、PC上の操作で、実際の冷凍機のスイッチを操作できる」(古賀氏)という。同機能について、同氏は「異常があっても速やかな応急処置が可能で、品質を維持することができる。『監視』機能が付いているシステムは多いが、『制御』までできるのは他にはない」と自信を見せる。
     同社は今後も、「ハードウェア、ソフトウェア、通信回線と、全てを一括でご提供できる」(古賀氏)ことを強みに、同シリーズを通じて、陸運・海運を問わず事業者の「高品質輸送」を支援していく。EMS助成に対応しているのは「D―NASIII」。
     
     詳細は同社HP、http://www.nbdenshi.co.jp/

     
     
     
     
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