-
製品・IT
ステアリンク 運送事業を開始、ユーザーの悩み解決へ
2020年10月15日
中古トラックの販売・買取を手がけるステアリンク(栗山仁社長、千葉県佐倉市)は、「トラックを通じた総合物流企業」を目指し、9月から実運送事業をスタートさせた。営業部の保谷昭治部長は、「ユーザーの皆さんと競合になるのではなく、共に汗を流し、物流を支えていきたい」と語る。
「長年、中古トラック事業を行う中で、運送経営者の皆さんから業界が抱える課題や悩みを聞き、『車両を扱うだけでいいのか』という疑問を以前から抱いていた」と切り出す同部長。「課題解決のお手伝いをしたい。そのためにも、当社が自ら運送事業を行い、実際に課題を体感する必要がある。実運送について深く知ることで、より良いサービスを提供したい」との考えに至ったという。
中古トラックディーラーとして、「常時300台を超える豊富な在庫車種が強み」という同社は、「仕事はあるのに、対応できる車両が確保できない」といった運送事業者の悩みに「協力会社としてお手伝いしたい」という。「協力関係を築き、ネットワークを構築することで、車両の入れ替えや資金繰りといった運送事業者ならではの悩みもサポートしたい」と語る。
拠点は成田空港に近い千葉県佐倉市に構え、「地場や長距離にこだわらず、5台から地道にコツコツ積み上げていきたい」という。「関東圏では新車の需要が高いが、当社が磨き上げた中古車を運送事業で活用することで、中古トラックの有効活用を実践して示していきたい」とも。
保谷部長は、「事業用ナンバーでの車両の貸し出しやレンタカー、整備、塗装、架装など、様々なサービスを強化し、運送業の悩みを解決すべく、あらゆるサービスを強化したい」と説明する。
「あくまでも共存・共栄が目的」と強調する同部長。「これまでに培った営業ノウハウなどを駆使し、運賃アップや職場環境改善に取り組み、ひいては業界全体の底上げに貢献していきたい」と青写真を描く。
◎関連リンク→ 株式会社ステアリンク
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ