中小運送事業者をターゲットにシステム開発から販売を手掛けるアイエン（東京都港区）は、クラウドを活用した業務の効率化を図れる「ハコトラ」の販売をしている。

同システムの特徴は、一度の入力で配車表から請求書までを一元で管理できること。配車表画面で荷主情報、積地、卸地、必要な車種、荷物の形状など必要な内容を入力することで配車表が一覧で確認できるほか請求書や各帳票なども一括で簡単に作成できる。操作も簡単で取引データを登録しておくことで依頼電話の際に専用画面を項目ごとに、マウスでクリックすると配車表などが簡単に作れる。

高原文悟営業部長は「一度取引をした取引先を登録することで次からはマウスの操作で候補が上がってくるだけでなく、名前なども簡単に検索可能で依頼のたびに一から打ち込む無駄な打込時間を省くことができる」と説明する。

また、配車漏れなども防ぐことができるように自社の配車検索も行えるほか、傭車依頼なども一覧で確認が行えるだけでなく、傭車先などへの発注書や車番連絡一覧などもボタン一つクリックすることで簡単に出せることも特徴だ。

高原営業部長は「項目を選択してボタンをクリックするだけで一覧表などを確認できるので配車のミスや漏れを無くすリスクも下げられるだけでなく、ドライバーへの指示書などもメールボタンをクリックすれば簡単に送信できる」と簡単な操作性を説明する。

さらに、クラウドを活用した総システムは、ノート型パソコンやタブレット端末などがあれば、社外からも同じ操作をすることができるだけでなく、乗務員一人ひとりの売上確認や・傭車先への売上・支払い明細、請求書なども簡単に出せる。

同システムは月額６０００円（税別）現在約５０社が使用しており、１００社まで限定で来年の５月末までは無料で使用ができるほか、１１月末からは求車・求荷システムも稼働させている。システムの検索は「ハコトラ運送」で検索。

なお、来年の関西物流展への出展を予定している。

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