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    フォークリフトは「所有」から「借りる」時代に。

    2009年11月6日

     
     
     

     ピー・シー・エス(=P・C・S、神奈川県相模原市)の長期レンタルシステム『FODS(フォッズ=FORKLIFT ON DEMAND SUPPLY)』は、フォークの維持管理や経年劣化による車両入替などを、一括してアウトソースできるというもの。


     通常、フォークを購入した場合、減価償却費に加え、償却資産税、定期点検整備や部品の交換、突発故障の修理代など、さまざまな費用が発生する。さらに、管理のための間接的な人件費もかかり、トータルコストでの予算化が困難。これを『FODS』に移行することで、毎月のレンタル料金のみで自由な配車が可能になり、管理の省力化が同時に実現する。
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     同サービスでは、利用開始時に、ユーザーが所有する車両をP・C・Sが一括で買い取り、それをレンタル車として継続使用できる。その際、経年劣化が進んでいる車両は新車に入れ替えたり、使用頻度の極端に少ない車両は減車するなど、安全かつ効率的な車両配置を提案する。
     同社では、定期点検補修を計画的に実施し、履歴の管理も引き受ける。リースバックに近い方式だが、「レンタル」のため、変更されたリース会計基準でも資産計上の必要がなく、毎月のレンタル料を費用計上できるのもメリット。
     また、使用現場の繁閑にあわせて、レンタル車両の一時返却も可能。状況に応じた経費の適正化が図れる。荷姿が変わった場合も、レンタル料を変更するだけで、随時、車種変更ができる。
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     同社の永尾政憲副社長は、「きめ細かく現場の状況を把握し、配置換えや減車も含めて、大胆な提案をさせて頂く」と説明する。
     レンタル料にメンテ費用が含まれていることも大きなポイント。レンタル車は、常に整備の行き届いた状態で提供され、車両の更新も実施されるため、ユーザーは補修費用を気にせず利用でき、経費の平準化も容易になる。「購買担当の方は、販社から提示された見積もりから値引きし、『安く買った』と考えられているが、購入後のメンテや車両管理にかかる費用まで含めると、実際は大して安くなっていない」とし、「購買や管理に要する隠れた膨大な人件費を節約することこそが、最大のコストカット」と指摘する。
     ユーザーには『良いこと尽くし』とも言えるが、同社ではメンテを自社でできることに加え、物流業とはニーズや車両の使用状況も異なる建設業にも広くレンタル車を貸し出しているため、このサービスが提供できるという。「メンテを当社が実施し、突発故障の発生を極端に少なくすることで、安全かつ高効率なフォークリフト作業をして頂ける」と自信を示す。
     同サービスは1台から利用可能。「あるセンターでは20台の車両を利用して頂いているが、コストダウンだけでなく、担当者の労力が大幅に削減できたと非常に喜ばれている」という。「様々なコスト削減に取り組まれている担当者の方に、フォークでも可能な点に是非注目して頂きたい」と語る。
    詳細は同社HP、http://www.p-c-s.co.jp/

     
     
     
     
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