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    トランストロン 新車載端末を発表

    2009年11月20日

     
     
     

     富士通といすゞ自動車の合弁企業として誕生し、商用車向けの車載情報機器を提供しているトランストロン(横浜市港北区)。デジタルタコグラフ「MBCDシリーズ」で運送業界に多くの実績を持つ同社は、このほど新たな車載端末「モバイルトレーサー DTS─B1」を発表した。
     「機能を絞り込み、コンパクトに」(情報機器事業推進部の田中充課長=写真)というのが新製品のコンセプト。最大の特長は、従来のデジタコのようにメモリーカードを用いるのではなく、ネットワークによる運用であること。携帯電話通信網を活用することで、リアルタイムでのデータ収集を実現する。


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     速度やエンジン回転数などの車両情報とともに、GPSによる現在位置把握が可能となり、「荷主や届け先などからの配送状況の問い合わせに対応できる」(同)という。また、画面から車両の検索も行えるため、「急な配送依頼がある際など、最適な車両を選択して指示を出すことができる」(同)。
     端末の前面には10個のボタンが並び、「荷積み」「荷下ろし」「待機」「出庫・帰庫」「高速・一般」などの作業の設定が可能。さらに、センター側から送ったテキストデータを音声に変換して読み上げる機能も搭載し、管理者側とドライバーのスムーズなコミュニケーションを支援する。
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     帳票類も充実し、「帰庫」ボタンを押すと、事務所では運行日報が自動的に作成される。また、車両別・乗務員別の管理帳票に加え、安全運転・エコ運転に関する分析機能も用意。運転の実績をチャートとして表示することで、ドライバーへの指導に役立てることができる。
 運行管理に必要な基本機能を網羅した「ワンボディ・オールインワン」の同製品。同課長は、「通信料の低額化や技術革新が進んだことで、これらの高度なソリューションをお安く提供できるようになった」と語る。
     また、「(同製品によって)得られた運行情報を活用し、コスト管理体制を強化できる」とし、「運行管理ソリューションのユーザーはこれまで、食品やコンビニ配送、ローリーなどの『時間指定に厳しい』ものを運んでいる事業者が多かったが、厳しい状況の今こそ、安全やエコを意識する事業者にお使いいただきたい」と意気込む。エコ経営をさらに推進するソリューションなども別途用意しており、エコドライブ体制を確立した企業にとっての「次の一歩」を踏み出す支援も行う。
    価格は、ハード一式が21万4000円から(取付費用別途)。
    関連リンク→ 株式会社トランストロン

     
     
     
     
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