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製品・IT
鈴与システムテクノロジー グループで培ったノウハウ活かし「e―ロジシリーズ」を展開
2021年5月21日
鈴与グループで情報システムを手がける鈴与システムテクノロジー(静岡市清水区)では、物流業をサポートするパッケージ「e―ロジシリーズ」を開発・販売している。物流ソリューション部の佐藤部長は、「グループで培った物流ノウハウを活かし、運送業や倉庫業など、様々な物流関連のユーザーの業務効率化に貢献したい」と息を巻く。
同シリーズの運送管理パッケージ「e―ロジユソー21」は、日報などの基本的な機能に加え、請求管理などの機能を必要に応じて自由に組み替えできるのが特徴。同部長は、「必要な機能だけを選び、カスタマイズいただける。内容も、業務の運用に合わせて、入力項目を選択したり、順番などを自由に設定できるため、ストレスフリーなオペレーション操作を実現する」と話す。
運行履歴の学習機能も備えており、定期運行パターンや運賃の自動表示も可能。同部で企画を担当する渡辺氏は、「導入から1か月で本稼働でき、運行パターンが記憶されるため、2か月目からは伝票入力もスピーディーに行える」と語る。
オプションの配車支援機能は、配車ボードと車両情報、荷物情報の3つの画面を同時に表示。同氏は、「車両の一覧を見ながら、パソコンのマウスのドラッグ&ドロップ操作で空いている車両に荷物を貼り付けるイメージで簡単に入力できる。同じ配車画面で、荷物に車両を割り付けることも可能」と説明する。
「配車照会画面」では、車両と荷物の一覧がひと目で確認でき、積載率で色分け表示される。「複数の配車係が大きな画面で共有したり、他の営業所が帰り荷の手配時に活用されるなど、とても好評。属人的な配車業務を可視化することで、新人教育でも一役買っていると聞く」。
倉庫業には「同ソーコ21」をラインアップ。「2001年の発売以来、全国で880台以上の導入実績のあるWMS在庫管理パッケージ」と解説するのは営業担当の沖氏。様々な製品・荷姿に対応する「ロット管理機能」を標準装備しており、「低コスト・短期間での稼動が可能」と語る。
「導入メリットは、コスト削減やロケーション管理など様々だが、ユーザーから最も好評なのは、『出荷ミスを防げる』という点。物流品質の向上につながっている」と指摘する。
「e―ロジソーコ21はベストセラーとなっているが、今後もユーザーの要望を反映したバージョンアップを行っていく」と語る一同。「運送業はパソコンに入力する内容が非常に多い。e―ロジユソー21がいかにそれを簡素化できるか、今後もより良いシステムを届けたい」と語った。
◎関連リンク→ 鈴与システムテクノロジー株式会社
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