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製品・IT
ワールドライン ストレッチフィルムをプラス30センチで効率化
2021年6月1日
【兵庫】ワールドライン(稗田健吾社長、加古川市)は先に立ち上げたEC事業部の活動第1弾として、ロングロールの「ストレッチフィルム『極』+30」の販売を6月中にも開始する。国内の物流現場で手巻き用として使われているストレッチフィルムのうち、厚さ14ミクロンおよび15ミクロンのタイプは長さが300mになっているが、同社が扱う製品は330m(幅50cm)と1割長いうえ、引っ張り強度も従来の5倍に高めた。
コロナ禍で産業構造に変化の兆しが見られるなか、同社でも幅広い分野の商材を扱うEC事業への進出を模索。自らも物流事業者である立場から「身近なストレッチフィルムが手始めとなった」(稗田社長)と、メーカーに依頼してオリジナル商品が完成。「荷物を載せた1.1パレット(縦横1.1m)1枚を巻くのにストレッチフィルムを20mほど使うとすれば、余裕を持って大型トラック1台(パレット16枚)を1本で賄える計算。従来品の場合は2本目を少し使用するというケースが多かった」という。
厚さ14ミクロンと同15ミクロンで330mの長さを実現しただけでなく、破れにくいのも特長。「厳選された低密度ポリエチレンを使用して材料の調合から見直し、最新設備で製造している。透明度が高くて弾力性に富んでおり、引っ張り強度は従来の5倍。刺し傷にも強い」と自信を見せる。手巻き用と機械巻き用の2種類があり、透明のほかに緑や赤、黄などのカラータイプもそろえる。
「時間外労働の上限規制など、いわゆる2024年問題を人手不足のなかで対応するために一段とパレット化が加速するだろう。ストレッチフィルムも機械巻きの方向に進むかもしれないが、現状はドライバーによる手巻き作業が大半」と運送現場を熟知しており、役立つ商材を提供することでトラック輸送の効率化につなげたい考え。
近く特設サイト「ワールドライン・オンラインショップ」を立ち上げる。
◎関連リンク→ ワールドライン株式会社
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