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製品・IT
荷崩れ防止ベルト「ケースロック」 パレット輸送のコスト削減を実現 環境負荷の低減も
2025年6月12日
「物流魂」シリーズを展開するマルイチ(神奈川県厚木市)は、荷崩れ防止ベルト「ケースロック」を提供している。
同社が「機能美にこだわって製作した次世代の荷崩れ防止ベルト」と胸を張る同製品は、従来大きな手間となっていた装着や収納作業を極限まで簡素化。「トップブリッジ(天板)を用いることで装着時間は1人の作業で30秒を切ることが可能になった。収納も30秒の高速収納を実現しており、素早く美しく折り畳むことができる」という。
「ケースロック」は、パレット積みの荷物にかけて結束することで荷物をしっかりホールド。まず、帯状の布を荷物の上にかけてから、外周をぐるりと固定するため、女性でも1人で簡単に装着できる。「一度、導入してしまえば、その後は荷物の固定にかかる費用はゼロ。ごみの発生が完全になくなるので、ごみ処理の手間や費用もゼロになる」と語る。
同社によると、ストレッチフィルム(500mm×300M・1本700円)を1100×1100(mm)サイズのパレットに積んだ荷物に3周巻きで1日1回梱包した場合と比較すると、ケースロックは約1年で導入費用を回収できるという。
また、金属パーツは全て取り外せる設計で、各部のクリーニングも可能。「ごみもコストも削減できるエコノミーでエコロジーな製品」とアピールする。
従来、パレット輸送の荷崩れ防止策として広く使用されてきたストレッチフィルム。同社は、「使用後にごみとして排出されることが、環境配慮の観点や処理の手間・コスト面から最重要課題となっている。また、商品搬入時にフィルムの回収を求める企業も増加傾向にあり、ISO14001では使用量削減が目標とされているなど、企業コンプライアンスの観点からも『脱ストレッチフィルム』の流れは加速している」と指摘。さらに、「ストレッチフィルムの価格は、原油価格高騰の影響で値上げが続いている。パレット輸送のコスト削減をお考え中の場合は、ぜひケースロックへ切り替えを」と呼びかけている。
ベルト幅は450mmと700mmの2タイプを展開。同社では現在、サンプル品の無料貸し出しサービスを実施している。同社担当者は、「自社製品の荷姿で使用できるかや、どのくらいの固縛力かも確認いただきたいので、ぜひ一度サンプルでお試しを」と付け加える。
◎関連リンク→ 株式会社マルイチ
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