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製品・IT
ウエイト東海 「S・G・B」の展開で人と荷物の安全を
2021年8月3日
「物流も人流も、止めてはならならない」。そう力を込めるのは、愛知県半田市で本社を構えるウエイト東海の片山和洋社長。同社では、フォークリフト専用積荷落下防止装置「S・G・B(Safety Gate Box)」(以降SGB)の展開で、業界における安全への意識や環境を引き上げたいとしている。
SGBは2017年に考案された同社オリジナルのシステムで、前年の熊本地震を受けた大手事業者から「災害から荷物を守る装置をつくってほしい」との相談を受けて開発へ着手。荷物をボックス内へ置くと、テコの原理で落下防止用ゲートが閉まる仕組みで、電源不要のため設置場所を選ばない。
「使命感」と「現場で働く人間を守りたい」という強い意志が支えた開発過程においては、あらゆるアプローチをしながら試行錯誤を繰り返して強度や軽量化、耐久性などの向上に注力。事業者が導入することによる具体的な効果に関しては、「事故対策」「災害対策」「BCP対策」とともに、昨今で注目されるSDGsにおける有効性を社長は指摘する。
同社で広報担当を務める川浪梨沙氏はSGBについて、「仕事を通して、災害時や倉庫内での実状を知るにつれ、その必要性をより鮮明に感じるようになった」とコメント。また、片山社長は倉庫内で高積みされる荷物の危険性を放置できないとする立場から「想像力を働かせ、リスクアセスメントをすすめるのは企業としての責任でもある」と語り、SGBの基本コンセプトである「人と荷物を守りたい」という思いを、業界に向けて強く訴えている。
◎関連リンク→ 株式会社ウエイト東海
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