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    可動式防舷材「じゅずまる君」が好評 ランデック

    2010年4月22日

     
     
     

     ランデック(東京都墨田区)が開発した倉庫・物流センターのプラットホームに取り付ける可動式の防舷材「じゅずまる君」の評価が高まっている。
     カーストッパーやD型ゴムと呼ばれる従来の防舷材(緩衝材)は、ホームの端に固定して取り付けるため、バックしてきた車両の衝撃を正面から受け、裂けたりひび割れたりするが、同製品は筒状の硬質ゴムをワイヤーで数珠のようにつなぎ合わせているため、車両と接触すると上下に動き、衝撃を受け流すことができる。


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     通常2ー3年で摩耗・破損するといわれる防舷材だが、同製品は15ー20年も使え、同社ではなんと5年間保証も付けて販売。夏目政夫社長は「防舷材は消耗品ではない」と胸を張る。
    0422na.jpg 同社長は、「荷室へのフォークリフトの出入りや荷積み・荷下ろしによる荷量の変化で、車体は上下するが、固定された防舷材ではその動きに引きずられ、摩耗・破損につながる」と指摘。「当社の製品は一つひとつをワイヤーで吊しているため、車体の動きに柔軟に追従する」と説明する。
     サイズは1個20cmで、パーツ単位で交換ができるのも特徴。「車両後部の当たりゴムがホームと接触する部分はたいてい同じ。劣化パーツだけを取り替えれば済み、コスト削減につながる」。
     また、冷凍・冷蔵倉庫のドッグシェルターの開口部で、ホームとホーム着けした車両とのすき間からの外気流入や冷気の流出を防ぐことを目的に、「じゅずまる君」とセットで用いる遮熱・防塵パッド「シャット君」も開発。
     ウレタンをテント生地で包んだクッション材を「じゅずまる君」の前面に、同じく上下に動く状態で取り付けることで、車両と開口部が密着し、気密性が高まる。庫内温度が保てるため、結露を防ぎ、「フォークリフトや作業員のスリップ事故を防げる」という。
     この製品も1個ずつ取り外せるため、交換も容易。大手冷蔵食品の物流子会社センターで採用され、口コミで導入が広がっている。
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     同社長は、「毛布などで空気が漏れないようにふさがれているのをよく見るが、その手間も省ける」と語る。なお、同社では両製品ともに特許を出願している。
 問い合わせは、販売を手掛ける北斗エンジニアリング(千葉県流山市)まで。
    ◎関連リンク→ 有限会社北斗エンジニアリング

     
     
     
     
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