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    【バーコードAtoZ4】「新しい役割を担う流通標準バーコード」

    2012年3月8日

     
     
     

     5.新しい役割を担う流通標準バーコード
     バーコードは、チェッキングの高速化と誤入力防止を目的に開発されたが、セブンイレブンは、単品管理に利用した。単品管理とは、個々の商品について販売実績を集計し、タイムリーな補充発注により在庫切れを削減することであり、また、あまり売れない商品を棚から排除することである。そして、近年は、販売分析により商品開発にも利用されている。


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     JANコードは、商品識別シンボルとして広く活用されているが、賞味期限管理やロット管理など、これからの流通サービスの高度化には十分とは言えない。そこで、米国コードセンターUCCと欧州EAN協会が統合されたGS1は、新しい流通標準シンボルGS1 Databar(旧称RSS、2007年2月に改称)を1996年に開発し、2006年にISO/IEC24724に登録された。そして、2012年にJIS化される予定である。
     このシンボルは、JANシンボルより小さいことから、青果品や化粧品などのマーキングスペースの小さい商品にも使用されるが、それ以上に有効期限管理、ロット管理、重量表示などの利用に期待が高まっている。GS1 Databar Expandedは、GS1-128のようにアプリケーション識別子が使用でき、複数のデータを連結できるので、これらの用途に最適である。
     一般消費財へのGS1 Databarの利用は、2010年に世界同時スタートする予定であったが、読取環境が整ってなかったことから2014年までに各国で任意にスタートすることになった。日本では、販売時点で賞味期限をチェックすることや、賞味期限情報を値引きに利用することが検討されている。
     米国では、青果物を山売りするために国際商品コードGTINをGS1 Databar Stacked Omni-directionalで表示している。また、有効期限などのサービス内容を知るためにGS1 Databar Expandedをクーポン券に表示している。欧州では、精肉などの不定貫商品にGS1 Databar ExpandedでGTIN、重量、価格、販売期限などの情報を表示している。

    GS1 Databar Stacked Omi-directionalの例

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    030703.jpg

    GS1 Databar Expandedの例

    アイニックス株式会社 http://www.ainix.co.jp/
    代表取締役・自動認識コンサルタント
     平本 純也

    昭和52年3月、武蔵工業大学(現、東京都市大学)、電子通信工学科を卒業。同年、エヴィック株式会社に入社し、バーコード機器等のマーケティングと販売を担当。平成6年3月、バーコードとネットワークを使用により新しい価値を創造することを目的にアイニックス株式会社を設立し、現在に至る。イージーバーコーディング、POT移動時点管理、イーバーコード、RFID監視タグ等の自動認識コンセプトを提案。
    <シリーズ>
    【バーコードAtoZ1】「流通業界のバーコードの始まり」
    【バーコードAtoZ2】「産業界のバーコードの始まり」
    【バーコードAtoZ3】「日本のバーコードの始まり」

     
     
     
     
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