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    ウィング流通 脱着型コンテナ車で効率アップ

    2012年5月23日

     
     
     

     ウィング流通(杉山真一社長、東京都多摩市)は、独自に企画した「脱着型コンテナ車」を導入している。スーパーへの食品配送では、冷凍コンテナを納入先にそのまま置いてくることで、車両の稼働効率をあげるという新たな輸送システムを構築している。


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     「脱着型コンテナ車」は、積み荷を載せる冷凍コンテナの部分を車両から取り外せる仕組み。脱着作業はリモコンで操作するが、動きも静かで、コンテナを下ろす作業は1分で完了。冷凍コンテナの電源ボックスはセキュリティ性の高い鍵を付けており、車両から冷凍機に電源が入っている場合にはコンテナを下ろせない。庫内は可動式の仕切りを装備し、ケーキなどデリケートな商品も荷崩れせず安全に運べる。
     雨宮治郎常務取締役は導入の背景について、「作業の効率化でCO2削減など環境にもよく、やがて直面するドライバーの人材不足にも対応する」と説明する。
     脱着コンテナ車にすることで、車両1台あたりの仕事量が増え、少ないドライバー数でも多くの仕事ができるようになる。例えばスーパーへの配送で深夜0時から翌8時までに積み込みと納品の仕事がある場合、通常の方法であれば配送先で積み下ろし作業の体制が整う時間を待たなければ納品できない。だが脱着型コンテナ車の場合は、納品先にコンテナごと置いてくることができる。車両はすぐに物流センターに戻り、商品を積んだ新たなコンテナは次の配送先へ向かう。納品先での待ち時間などがなくなり、1台で多くの納品ができるようになる。
     現在は車両1台あたり2回転が2コース、3回転が2コースの4便で稼働している。本来は合計10便の仕事量が、4便分の車両と人員で対応できるようになった。
     物量が増える繁忙期にも、車両を増やしたり傭車を増やすのではなく、コンテナを余分に持っておけば対応できる。ドライバー4人で14台分の仕事をしていると言える。そして納品にかかる時間も効率化されるので、労働時間は短縮される。
     同常務は「これからの輸送の可能性として、方向性を探って行きたい。4年後、5年後を見据えて導入していく」という。

     
     
     
     
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