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製品・IT
富士通「Logistics CostAnalyzer」物流コストの可視化で改善を支援
2022年7月29日
富士通は、物流コストを見える化するクラウドサービス「Logistics CostAnalyzer」を提供している。
物流業務改善の第一歩として、支払物流費や請求金額の可視化を図り、業務の効率化を目指す。
同サービスは、既存のWMSや入荷システムと連携し、物流コストの自動計算機能や帳票・データ作成機能などが利用できるというもの。Digital Solution事業本部の小川拓土氏は、「BIツールを活用し、物流コストを把握することで、物流改革や改善を支援する」と説明する。
具体的には、①月中・期中のKPIチェックや異常値・変化点の検出といった日常的な見える化の結果確認から、中長期的な仮説課題の改善②仮説課題の要因分析を行う「物流KPI分析」③分析結果に基づく施策検討・実施、PDCA展開、というフローを提案する。
「当サービスの特長は、運賃だけでなく、倉庫料や荷役料なども自動算出できること」と語る同氏。「さらに、委託先別・製品別など様々なシーンで発生する一連の物流コストの自動算出が可能。あらゆる切り口から見える化できることも魅力」と胸を張る。
「導入メリットは、作業負荷の低減に加え、『気づき』を提供できること」とも。「日常的に行われる膨大で複雑な請求・支払業務は、スピードだけでなく、正確性も求められる」と指摘。「従来は曖昧だった物流コストを第三者的な立場で、正確性を持った自動計算が可能」と語る。
「2024年問題や少子高齢化、ECの台頭などにより、今後さらに物流コストは高騰していくと考えられる」と指摘する小川氏。「協力会社や荷主、委託先などと協力して『選ばれる企業』になるためのお手伝いができれば」と語る。
◎関連リンク→ 富士通株式会社
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