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    耐火被覆材「ニュータイカライト」 消費電力を17%カット

    2013年1月11日

     
     
     

     耐火・断熱材料の製造・販売・施工を手掛ける日本インシュレーション(大阪市浪速区)はこのほど、同社のけい酸カルシウム耐火被覆材「ニュータイカライト」を物流施設で使用した場合、ほかの耐火被覆材の吹き付けロックウールと比べ消費電力を約17%カットできるシミュレーション結果を発表した。


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     「ニュータイカライト」は、1000度の高温に耐える耐火性が特徴で、柱や梁などの鉄骨耐火被覆材として使われている。材料の変形追従力が高いので耐久性、耐震性にも優れているほか、耐火被覆材の剥落がなく、施工後の粉じんの発生もない。執行役員で管理本部情報管理部長の金子一郎氏は「白い成形板という素材を生かし、明るさと清潔感のあふれる雰囲気に仕上げられる」と説明する。
     白いという美観に優れている点をさらに生かせないかと同社が物流施設をモデルにし、ニュータイカライトと吹き付けロックウール、巻き付け耐火材を比較。テストでは、パナソニックの協力を得て測定。床面平均照度が300ルクス程度になるよう設定し、照度計算シミュレーションを実施した。
     その結果、床面平均照度はほぼ同数値で、必要な照明器具台数はニュータイカライトが525台、吹き付けロックウールと巻き付け耐火材は630台。それに応じて消費電力も約17%カット。CO2削減にも貢献できるという数値が出た。
     また、空間の明るさ感評価指数Feuは約10%もアップし、室内がより明るく感じる結果となった。金子氏は「物流施設の構造で条件は多少変わると思うが、お客さまから『けい酸カルシウム耐火被覆板は明るくていい』と評価を頂いていた。改めて定量的にその効果を確認できた」という。「ホコリがなく、明るく清潔感のある空間が実現でき資産価値を高められる。新築の倉庫が基本となるが、既存倉庫へのリフォームも可能」と話す。
    ◎関連リンク→ 日本インシュレーション株式会社

     
     
     
     
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