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    ベバスト・エアヒーター「品質に信頼と自信」

    2013年6月24日

     
     
     

     4月から社名変更し、新たなスタートを切ったベバスト サーモアンドコンフォート ジャパン(横浜市港北区)。トラックのエンジンを止めた状態で稼働する燃焼式パーキングヒーター「ベバスト・エアヒーター」は、コスト削減、CO2削減に寄与するとして多くの事業者が導入している。今後の展望について、バルテック・ラジムスキー社長に話を聞いた。
     日本市場への浸透状況は。
     日本市場への参入から約15年が経過したが、当初は日本に「アイドリングストップ」という概念が希薄で、製品の説明をしても「導入の目的が分からない」と言われることもあった。今では、北海道や東北をはじめ、全国各地の事業者に導入されている。
     エリア別の販売戦略は。
     北海道での普及率が高い一方で、西日本は普及率が低いため、名古屋と大阪の拠点を中心に市場開発を急いでいる。また、顧客が安心して製品を使用できるようアフターサービスに力を入れている。アイドリングが一切禁止され、罰金を取る国すらあるヨーロッパに比べると、日本での普及はまだこれから。一層の拡販を行うつもりだ。


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     導入が広がった要因は。
     何より、製品への信頼だろう。ドイツの基準で製造しており、品質には自信がある。日野、いすゞ、UDの純正部品としても扱われている。
     
     評価されているポイントは。
     アイドリングストップによる環境貢献はもちろん、ドライバーが静かな環境で眠れることで、安全や健康面にも好影響を及ぼす。長距離便や、待ち時間の長いドライバーには最適。さらに、燃料費の削減にもつながり、経済的なメリットも大きい。ISO14001やグリーン経営認証を取得する上でもプラスになる。
     
     「パーキングクーラー」も発売したが。
     使用期間が限られるためヒーターほどのインパクトはないが、長距離使用の車を中心に導入が進んでいる。キャビン内の湿度を減らすこともできるため、梅雨の時期を快適に過ごす手助けにもなる。
     取り付けやアフターサービスは。
     全国の整備工場と認定店契約をしている。日本語のマニュアルを完備し、「海外メーカーだから」という不便がないよう体制をしっかり整えている。
     助成金について。
     昨年度は国交省と多数のト協から助成金の認定を受けた。今年度については、各ト協にお問い合わせいただきたい。
     今後の目標は。
     私個人の最終目標は、「日本のSAを静かにする」こと。高速のSAに行くと、いまだにアイドリングによる騒音やニオイがある。これをなくすために市場開発を続け、日本市場に合った独自製品などの開発も進めていきたい。
    ◎関連リンク→ ベバスト サーモアンドコンフォート ジャパン

     
     
     
     
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