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    AtoZ 軽トラ電動冷凍車を実用化へ、走りながら発電

    2014年2月14日

     
     
     

     キャンピングカーの開発・販売を手掛けるAtoZ(渡邊勲社長、埼玉県春日部市)では現在、軽トラック電動冷凍車「DC12V」の実用化を進めている。キャンピングカー開発で得たノウハウを生かし、実用価値の高い電動冷凍車に目を向けたもので、このほど実証実験を実施した。既存のハイブリッド車や電気自動車とは違う独自の仕組みで「環境にもドライバーにもやさしい電動冷凍車を目指す」としている。
     「DC12V」は、発電、蓄電を行いながら走行するため、エンジンを切っている間も冷凍機を回し続けられることが特徴だ。企画・開発に携わってきた渡辺千春氏は、「質の良いバッテリーと、その重量に耐えられるだけのボディー、オルタネーター(エンジン直結の発電機)や効率のよいコンプレッサーといったものがそろって初めて開発が可能になった」とし、「キャンピングカーの開発ノウハウで、専用のシャシーを製作した」と話している。


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     同じく企画・開発を担当する畑中広二氏によると、「オルタネーターで発電して冷凍機を動かすと燃費も良くなる」と話す。畑中氏によると、軽では特にコンプレッサーの不調や消耗につながるため、これまではアイドリング・ストップ機能を付けにくく、庫内温度の上昇を避けられなかったという。しかし今回、走行時に発電と蓄電を行う仕組みを開発できたことで、「エンジンを切っても冷凍機を回し続けることが可能になった」と説明する。同氏はまた、「運転席とコンテナ部分が全く別の電源と言ってよく、ドライバーが庫内温度を気にしながら運転するといったストレスから解放されるのもメリット」と指摘する。
     さらに、「既存の電動自動車のように大規模な充電ポートも必要ないので、すぐに導入できる。外部電源につなげば、コンテナを冷蔵庫同様に使えるのも特徴の一つ」という。
     実証実験では、充電器をつないでの長時間運転で、1時間後には庫内温度がマイナス20度、3時間後から19時間後までマイナス30度をキープした。バッテリーのみの2時間の実験で庫内はマイナス25度、実験終了時のバッテリー電源は残量に余裕があったという。
     「車体とコンテナの取り外しも簡便になり、修理代も安く済む」とコスト面でのメリットもある。「今後、走行テストやモニター車での実走行実験を予定している」とのことで、今秋以降の市場導入を目指す。
    ◎関連リンク→ AtoZ

     
     
     
     
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