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製品・IT
共栄システム 2024年問題対策セミナーを開催
2023年9月10日
【大阪】「運坊シリーズ」など物流業システム専門の共栄システム(前田繁孝社長、大阪市西区)は8月30日、南港ATC(大阪市住之江区)で「物流2024年問題、待ち受ける『3つの壁』」をテーマにセミナーを開催。リアルとWebのハイブリッド形式で実施され、合わせて65人が参加した。
前田社長が講師を務め、2024年問題によって運送事業者は「売上利益の減少」「給与収入の減少」「ドライバーの減少」に直面すると指摘し、それぞれの対応策を解説。運賃交渉の失敗例として、「荷主担当者への根回し不足や、顧客の選定や分類、および輸送品目やエリアの選定が不十分であることが要因として挙げられる」と述べ、逆に成功例では「すべてを求めるのではなく、配送回数をエリアごとに調査したうえで、必要とする一部だけを改定することで理解を得やすい」などと述べ、「一朝一夕にはいかないので地道な努力が必要。また、2024年問題となっても積める量や走れる距離が変わるわけではないので、仕事の選定や適正化に努めたうえで、捨てる仕事をつくる勇気も必要ではないか」とアドバイスした。
引き続き、「多様化する点呼方法について」をテーマに、システム営業部マネージャーの嶋田武氏が講演。対面、IT、遠隔、自動と現在認められている点呼の実施方法や今後の展望などを説明したうえで、「対面で人が行うことと、ロボットなどに任せることの切り分けを行って、本当の意味での効率化を目指すことが大切なのではないか」などとまとめた。
◎関連リンク→ 共栄システム株式会社
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