-
製品・IT
住友フォークリフト 電動カウンター型フォーク「QuaPro―B」フルモデルチェンジ
2024年1月12日
住友フォークリフトは12月1日に電動カウンター型フォークリフト「QuaPro―B」をフルモデルチェンジ。
今回のモデルチェンジは7年ぶりとなり、ベテランのフォークリフトオペレーターはもちろんのこと、初心者にも安心の安全装備や快適さを有しているという。
物流現場では人手不足が課題となっているが、住友フォークリフトでは、住友ナコフォークリフト(西濱巳基男社長、愛知県大府市)と住友ナコフォークリフト販売(北川明男社長、東京都港区)が製販一体となり現場の声を聞きながらフォークリフトの開発・販売してきた。
QuaPro―Bの開発プロジェクトリーダー・土田浩二氏は、「電動型は環境への配慮が求められ、エンジン車の代替となることが望まれている。そのため、さらなる高効率を目指し、住友重機械工業と共同開発したIPMモーター(永久磁石埋込式モーター)を新たに採用した。従来のものより10%低減することに成功した」と説明する。
IPMモーターはメンテナンスフリーで、密閉構造で耐環境性にも優れているため、野外環境でも使用することができる。さらにオプションのリチウムイオンバッテリーを組み合わせることで、稼働時間が大幅に延びるという。
一方で、住友ナコフォークリフト販売の熊谷営業所・所長の渡辺幸彦氏は、顧客から「乗降性の向上」を望まれる声を多く耳にしたという。こうした使用している人たちからの声を吸い上げ、開発者に伝え、乗降性の改善やそのためのデザインなど顧客の求めるフォークリフトの開発に力をいれてきた。
渡辺氏はまた、「住友フォークリフトでは、『オペレーターを守る』『周囲の人を守る』『荷物を守る』という3つの安全の視点に立ち、それらの安全装備の充実化を改めて図ることにした」と話す。
それにともない、特注注文していた安全装備や新たに開発したものを、これまでの安全オプションに順次追加展開していくという。なお、同5日にはホームページ上でフルモデルチェンジしたNew QuaPro―Bオンライン発表会の動画を公開する予定だ。
◎関連リンク→ 住友フォークリフト株式会社
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ