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    ベイシスイノベーション 非常時にフォークバッテリーを活用

    2014年4月7日

     
     
     

     ベイシスイノベーション(東京都中央区)は、直流48Vのフォークリフトのバッテリーを交流100Vに変換し、非常時に電源として活用できるようにする「FBPI(フォークリフトバッテリーパワーインターフェース)」を販売している。価格は60万円(税別)。
     同製品は、ハンディターミナルなどで物流現場に深く入り込んでいるマーストーケンソリューション(同新宿区)が、東日本大震災後に「フォークのバッテリーを電源として利用し、PCや照明を稼働させられないか」という物流事業者からの強い要望を受けて開発したもの。
     普段からパソコンなどの機器を同製品経由で電源につなげておけば、停電時にフォークを接続するだけで自動で変換が行われる。取締役の兼光浩也氏は、「出力が1500wあるため、たいていの機器は動かすことができる」と説明する。


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     バッテリーが満タンの状態であれば、「フォーク1台で8〜10時間の稼働が可能。数台あれば、かなりの時間がしのげるのではないか」と話す。また、バッテリー残量が少なくなるとアラームが鳴り、バッテリー切れによる突然の停電を防ぐ。
     接続には長さ5mの専用ケーブルを使用。「ワニ口クリップで接続する製品もあるが、つなぐところを間違えると事故や火災が発生する」と指摘。「専用ケーブルであれば、素人でも間違えにくい」。
     ガソリンを利用した非常用発電機も出回っているが、「メンテナンスが必要な上、においもあり、火気厳禁で使用できない物流センターも多い。FBPIは装置だけ用意すればメンテナンスは不要で、普段から接続しておけば良い」と同製品の優位性を訴える。また、「停電で真っ暗になったとしても、フォークを接続箇所へ持って行ってつなぐだけで明かりが点く。フォークが入って行けない場合は、分電盤経由で接続することも可能」だという。
     同氏は、「まだまだBCPの対策を講じられていない倉庫や物流センターは多い。物効法でも、データシステムのバックアップや非常用電源を備えた倉庫にはインセンティブがつくなど、国を挙げてBCP確保の促進が進んでいる」とし、対策の必要性をアピールしていくという。
    ◎関連リンク→ ベイシスソリューション株式会社
    ◎関連リンク→ フォークリフトバッテリー・パワー・インタフェース

     
     
     
     
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