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製品・IT
タイガーの「トラックメイト」 「楽楽明細」とデータ連携
2024年3月7日
タイガー(東京都千代田区)は、運送事業者向け総合管理システム「トラックメイト」を開発・提供している。同社の川井大輔氏は、「運送会社の業務に特化し、請求管理・傭車管理・車管理両・乗務員管理を一元的に行える基幹システム」と説明。「簡単な操作性と充実した機能で運送業務の効率化をサポートする」と付け加える。
多機能な日報入力画面も搭載。「1つの画面で、請求書作成、経費入力、支払入力ができ、売上、経費、傭車への支払い、乗務員の給与の元データ作成までが完了する」という。
項目の名称変更や表示・非表示の設定はユーザーが自由にできるのも特徴。得意先ごとに請求書が異なる場合でも、それぞれのフォーマットに合わせカスタマイズも可能だ。
また、過去に登録した日報データを、日付や積み地・卸ろし地などで絞り込んで当時の運賃を調べることや、テンプレート登録、データの保存も行える。
価格は、1つの営業所での運用に適した「スタンダード」が初期費用93万5000円から。複数の営業所で利用する場合は「WAN」が適しており、同225万5000円から。
初期費用を抑えたい場合は、「クラウド」の利用を推奨しており、初期費用は11万円で月額2万900円から。
同システムでは、デジタコ連動・受注配車機能といったオプション機能も用意。さらに姉妹ソフト「トラックメイト配車Pro」とも連携できる。
「トラックメイト配車Pro」では、配車機能はもちろん、定型業務のパターン化や乗務員へのメール配車指示機能などを搭載。配車担当者の視点で使いやすさを追求しており、ドラッグ&ドロップの簡単操作も魅力の1つとなっている。
オプションの労務管理では、入力済みの労務実績と配車予定表をもとに警告情報を作成。「ドライバーが働きすぎるのを未然に防げる」という。
同社はこのほど、ラクス(東京都渋谷区)が提供する請求書、納品書、支払明細などの帳票をWEB上で発行するクラウド型システム「楽楽明細」とのAPIデータ連携を発表。
「トラックメイト上で作成した請求データの受け渡しをシームレスに行えるため、請求業務の工数削減とともに、2024年1月に宥恕期間が終了した電子帳簿保存法への対応も容易に行える」という。
川井氏は、「運送会社の皆さんに、『システムで困ったらタイガーに』と言っていただけるような強固な信頼関係を構築していきたい」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社タイガー
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