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製品・IT
ボルボトラック 「NEWボルボFH」発売
2014年9月30日
ボルボトラック(クロス・ニルソン社長)は9月1日、「NEWボルボFH」の日本での販売を開始した。ボルボ・グループとして、UDトラックスの各拠点でも同モデルを取り扱う。
同社の主力モデルであるボルボFH。20年振りにフルモデルチェンジを行い、より快適なドライバー環境を追求した。満を持しての日本市場投入を前に、ボルボ・トラック・ジャパンの工藤竜也マネジャー(マーケティング・営業管理担当)、安田広マネジャー(商品計画担当・営業技術、写真)の2氏に同モデルについて聞いた。
「何よりもドライバーの環境を重視した構造」と胸を張る安田マネジャー。「ドライバー環境の充実が運転への集中を高め、安全にもつながる」とし、ひいてはオーナーの利益となるという発想を持つ同社。キャブデザインを大幅に変更し、運転姿勢を調整できる範囲を拡大したほか、Aピラーの傾斜を少なくしたことで居住スペースが1立方㍍拡大し、視認性も高まった。
さらに、国内では初となるデュアルビューモニターを標準装備し、後方と左側面の二つのカメラで見やすさを追求した。「国内のトラックより運転席が高いため、見づらいと感じるユーザーの声に応えた」という左側面のカメラと、「バックギアと連動した後方のカメラで、ドライバーの負担を軽減している」という。
また、同モデルから導入されたエマージェンシーブレーキランプ付きリアコンビネーションランプにより、急ブレーキをかけたときにテールランプが点滅して後方車両に危険を知らせる。
同マネジャーは、「プレミアム(=高級)というだけではなく、ドライバー目線で造っていることが何よりのポイント。ドライバーが乗りたいトラックであることが、仕事面でも必ずプラスになるはず」と、価格に表れないメリットを語る。
日本に先立ち、2012年に欧州での販売を開始し、「2014年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。今年5月からは、アジア各国で順次販売を開始しており、「多くの顧客から問い合わせをいただいている状況」と、工藤マネジャー。「『外車』と見られることも多いが、日本でも20年、国産と言ってよい実績がある」とし、「性能で比較してもらえたら」と話している。
同社では今後、北海道を皮切りに全国で顧客向けの展示会や試乗体験を展開する。「まだボルボを知らない方に、ぜひ体験してほしい」と両氏は力を込める。
◎関連リンク→ ボルボ・トラック・ジャパン -
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