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    ZMPの「キャリロ」 ロボットが物流現場を支援

    2014年10月3日

     
     
     

     二足歩行ロボットの開発や自動車の自動運転への技術提供などを手掛けるZMP(谷口恒社長、東京都文京区)が、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」を開発した。
     同製品は、手押し台車にロボット技術を適用。手押しレバーを軽く押すと台車が自ら前進し負荷を軽減する「アシスト機能」、作業員の後ろを追従する「かるがも機能」、指定したエリア内で一度ルートを覚えさせると自動で移動する「自律移動機能」の3機能が搭載されている。これらの機能で、作業員の負荷を軽減させるとともに、運搬量の増加や運搬の自動化による生産性の向上を可能にする。


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     西村明浩取締役は、「会社近くの宅配便センターで、雨の日も雪の日も、多くの台車が行ったり来たりしているのを社長の谷口が見て、ロボット技術を活用し、自動化できれば役に立てるのではないかと考えた」と開発のきっかけを説明する。
     「かるがも機能」は、人だけでなく同製品を追跡させることも可能。「台数の上限はない」という。また、「自律移動機能」は、到着したトラックと倉庫内を何往復もしなくてはならないような荷下ろし時に便利だ。「一度ルートを覚えさせたら、あとは自動で行き来する」。センサーの置き方を工夫すれば、「カーブにも対応できる」。耐荷重は、現段階では100kg程度を想定。「これから実証実験やテスト導入を経て、さらに増やしていくことも検討する」。
     同氏は、「物流業界の人手不足を解消できれば」とし、さらに「女性や高齢者の登用を進めるなかで、労働環境の向上にも寄与できるはず」と同製品のねらいを説明する。
     「当面は、宅配など小口貨物を取り扱われている物流会社をターゲットに提案していく」という。「開発段階で宅配事業者にヒアリングを行ったが、台車の使われ方はさまざまだった」とした上で、「微調整は可能。運用に合わせて柔軟に対応する。当社にとっても新しい領域。ヒアリングしながら進めていきたい」。
     機械要素部品大手のTHK(同品川区)と日本電産シンポ(京都府長岡京市)がモーター系の開発を担当。全体をZMPが統括し、今後の販売も手がける。工業デザインとワークスタイルデザインは、東京藝術大学の長濱雅彦准教授が担当。「女性や高齢者など、新しい働き手が受け入れやすい外観を」という考えから、ポップなデザインが採用されている。
     今後の展開について同氏は、「まずはサンプル出荷を行い、来年には1台40万円、6年リースで月々7000円という価格設定で発売する予定」と説明。「役に立てる現場に、当社のロボット技術をどんどん投入していきたい」とし、「集配所などの小口配送の現場はもちろん、AGVを使っているような倉庫でも、『キャリロ』であれば、ラインを引かなくても運搬できるようになる」と訴える。
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    ◎関連リンク→ 株式会社ZMP

     
     
     
     
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