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製品・IT
東海クラリオン 巻き込み防止装置が全ト協の助成対象に
2024年5月30日
車載機器専門商社の東海クラリオン(安部源太郎代表、名古屋市中区)はこのほど、同社が企画開発、販売する巻き込み事故防止警報カメラシステム「A―CAM(エーカム)」が全日本トラック協会の令和6年度安全装置等導入促進助成事業の助成対象装置に認定されたと発表した。
現在同社はトレーラ用と大型単車(トラック)用の2種類のA―CAMを展開。今回助成対象装置として認定されたのは単車用となる。A―CAMは左ウインカー点灯時に左側面から5㍍、前方から後方15mの広範囲でAIが歩行者やバイク(自転車)を検知、警告音で運転者に知らせるもの(イラスト参照)で、キャビンの左ミラーに取り付けるシンプルな構造のためあらゆる大型車に対応する。
24年問題に揺れる中での事故リスクは多大とみる安部社長は、今回の認証が事故防止対策に役立つことへ期待を寄せるとともに、「トラックやトレーラの特殊な構造に潜む危険性を伝えていくことも我々の役割の一つ」として、提供する立場から歩行者や自転車の利用者などに特性の理解を促す社会的意義にも言及している。
同社では物流業界に広く認知してもらうため5月21日と29日にオンラインで製品紹介を実施、ホームページ上でアーカイブ配信する。さらに今後も展示会などでこうした活動を続けるとともにトレーラー用の認定も働きかけ、導入実績を積み上げていきたいとしている。
◎関連リンク→ 東海クラリオン株式会社
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