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    大阪商運 事業者目線の求人サイト「トラックマンJOB」開設

    2014年10月30日

     
     
     

     大阪商運(大阪府摂津市)はこのほど、完全成果報酬制のトラックドライバー専用求人サイト「トラックマンJOB」を開設した。「利用する運送事業者側に立って作った」と自信を見せる青木幸弘社長に話を聞いた。
     同社長は、「大手の求人媒体に広告を出しても、なかなか応募がなかったり、採用できてもすぐ辞めたり。掲載を延長すると、また数十万円かかってしまうという悪循環。中小の運送事業者にとって、この積み重ねはボディブローのようにジワジワと効いてくる」と指摘。「人材紹介会社も使ってみたが、採用したドライバーの年収の2〜3割を請求される。人の動きが激しい運送業界には向いていない。既存の求人サイトにもピンと来るものがなかった」ため、サイト開設に踏み切ったという。
     料金体系は、採用しなければお金は一切かからない仕組みで、「いい人が来たら採りたい」という運送事業者のニーズに応えている。


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     採用料金は1人11万円から。このうち、1万円が「お祝い金」としてドライバーに支払われる。料金を追加チャージして「お祝い金」の額を増やすことで求職者へのアピールを強めることも可能。「お祝い金」は、入社1か月後に在籍確認が行われ、継続して勤務していれば同社から支払われる。なお、1か月以内に辞めてしまった場合は、「お祝い金」を除く採用料金の半額が返金される。
     求人情報は運送事業者側での入力となるが、当面は同社長が自社ドライバーの採用で培ってきたノウハウをもとに、期間限定でサポートを実施する。「ドライバーが気になる項目をしっかり訴求するなど、採用率を上げるためのポイントをアドバイスする」。
     また、「運送業界に関心がない人にも、ドライバー職の魅力を伝えていきたい」とも。「工場で働くよりもドライバーの方が給料は高く、求職者にも喜ばれるはず」とし、「今はスマホの時代。サイトでしっかりと魅力を伝え、『トラックは危ない』というイメージだけで敬遠されないようにしたい」と説明する。
     今後の目標について青木社長は、「同じ運送業界の仲間とともに、一緒になって良いサイトを作っていきたい。運送事業者にとっては『ここに出しておけば大丈夫』、ドライバーにとっては『良い情報が集まっているサイト』と思ってもらえるものにしていく」と意気込む。
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    ◎関連リンク→ 大阪商運株式会社

     
     
     
     
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