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    ジェイアイエヌ 眼電位で眠気を感知「JINS MEME」

    2014年12月12日

     
     
     

     アイウェア(メガネ)ブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌ(東京都千代田区)は、三点式眼電位センサーを搭載したセンシングアイウェア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を開発した。
     13年前にメガネ業界に参入した同社。消費者による「値段が高い」「価格設定が不明瞭」という業界への不満に対し、商品の企画から販売までを一貫して手がけるSPAの手法を用いて「低価格かつ高品質」な商品を提供し市場を席巻。現在は販売本数日本一を誇る。
     そんな同社が新たに開発した同製品は、人間の五感の約9割を占める「眼(視覚)」が持つ膨大な情報量に着目。現代人の安全で快適、健康的な日々の生活を支えるために不可欠な「疲れや眠気などの情報」を、メガネを通じて可視化するというもの。


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     これを実現するのが「眼電位センシング技術」で、人間の眼球は角膜側が正の、網膜側が負の電荷を帯びており、眼球運動にともなう眼の周りの電位差(眼電位)を検出する技術だという。「三点式眼電位センサー」を搭載し、メガネの鼻パッドと眉間部分から検出される眼電位により、8方向の視線移動と、まばたきの動きや回数、長さなどのリアルタイム測定を可能にした。
     また、テンプルエンド(メガネの耳に掛ける部分から後ろの部分)に内蔵された6軸センサーで顔の動きも把握。同社では、同製品のドライブシーンへの応用を推奨していく構えだ。R&D室の井上一鷹マネジャーは、「うなずきはもちろん、眼電位の検出でドライバーがサイドミラーや後方の確認を行ったどうかまで分かる」と話す。
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     特に注力するのが、眠気防止対策としての活用。「眠いドライバーの眼は誰しも同じような動きをする。『目は口ほどに物を言う』とはよく言ったもので、眠いことは動きですぐに分かる」と同氏。芝浦工業大学の加納慎一郎氏との共同研究で、特有の動きを察知する独自のアルゴリズムを構築し、アラートをかける機能の確立を目指すという。
     また、デンソーと慶應義塾大学メディアデザイン研究科を交えた産学共同研究体制により、同技術を活用した次世代の運転サポート技術に関する研究もスタート。井上氏は、「眠気の検知だけでなく、労務管理なども含めたトータルソリューションをめざす。たとえば、デジタコのデータと連動させて運転時間と体の疲れの関係性を分析すれば、負担の少ない運行計画を組むといったことも可能だろう」と話す。さらに、「目や顔の動きで、急ブレーキに至らないようなヒヤリハットも検知できる。身につけているものだからこそ、ドラレコよりも情報が深い」とし、応用方法の広がりを展望する。
     発売は来春を予定。同氏は「メガネは『顔の一部』。かけていて違和感のないものにした。かけ心地はもちろん、デザイン面にも配慮している。かけていることがステイタスになる、あるいはドライバーのモチベーションになる商品」と自信を見せる。「労務管理にも使えるツールというとネガティブなイメージを持たれがちだが、使うことが『クール』であれば、導入のストレスも少ないはず」と強調。さらに、「あそこは『居眠り防止対策をやっている会社』として、社会へのアピールにもつながるはず」と訴える。
    ◎関連リンク→ 株式会社ジェイアイエヌ

     
     
     
     
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