メガソフト（大阪市北区）では、「物流倉庫３Ｄ」に動線検討ができる機能を追加・公開した。

倉庫建築の際は、建築ソフトのＣＡＤをはじめとする専門ソフトや簡易的なものであれば、表計算ソフトを使ったレイアウトが主流だ。しかしこの「物流倉庫３Ｄ」は物流倉庫の平面レイアウトや３Ｄイメージの作成まで感覚的にできるソフトで、専門的な知識は必要ない。

もともと建築業界で生まれたソフトだが、物流倉庫にも転用したいという声から開発に至ったという。実際にあるフォークリフトやマテハン機器がオブジェクトとして登録されているだけでなく、自社のトラックのカラーやロゴを使えるカスタマイズもできる。

今回この「物流倉庫３Ｄ」に追加されたのは、フォークリフトや人が倉庫内を動く動線検討と、動作・走行・歩行イメージをアニメーション出力できる機能だ。

動線計画機能は、レイアウトした平面図に経路を入力し、フォークリフトや人の移動にかかる距離や時間をシミュレーションできる。経路毎に一覧表出力やＣＳＶ出力にも対応、トータル作業時間の算出にも使えるという。

また、アニメーションは自社のプロモーションにも使用できるため、自社ＨＰに掲載やＳＮＳへの投稿もできる。

なお、同社では交通事故現場の見取図を簡単に作成できる「交通事故見取図メーカー」も開発しており、物流業界でも導入されているという。

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