「物流魂」シリーズを展開するマルイチ（神奈川県厚木市）では、木製の台車以外にも特注アルミ台車のオーダー制作も手掛けている。

アルミ台車は、木製台車のように木くずなどのゴミが発生しないことから、クリーンルームでの使用に適している。また、汚れがついても簡単に拭き取れるため、常にきれいな状態を保つことができるという。

オーダーメイドのためサイズは自由に決められ、台車に取り付けるキャスターの数や位置も要望に対応。オプションで台車天面へのゴム板の張り付けも可能となっている。同社担当者は、「滑り止めになり、積荷の安定性も増すため、多くのユーザーが希望される」と説明する。

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・寸法：300mm×800mm(8輪仕様)
・天板：国産アルミ合金A5052P(JIS規格品)
・キャスター：ウカイキャスターRRJM-65-CP(最大荷重300kg)
・オプション：天板ゴム板張り

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材料にもこだわっており、アルミ板には、船舶や車輌、建築用材にも使われる耐食性に優れたＪＩＳ規格のアルミ合金「Ａ５０５２Ｐ」を使用。キャスターには、国産の「ＲＲＪＭ―６５―ＣＰ」を使用している。

同担当者は、「通常のキャスターよりも厚みのある鉄板を使用し、一部で熱処理を施すことで高い強度を誇っている」と説明。「これにより、キャスター１か所当たりの耐荷重は３００ｋｇと、重荷重にも耐えることができる」と自信を示す。

また、同社では、輪留めとして「キャスパー」シリーズの活用を物流事業者に提案。同担当者は、「段差・傾斜のある場所へ台車を留め置く際には、小さな油断が大きな事故に結びつく」と指摘。「台車ブレーキの破損や、微妙に坂になっている現場で台車が動き出したという話も多い」とし、「トラブルを未然に防ぐためにも、トラックのタイヤに輪留めするように、台車にも『キャスパー』で安全対策をお願いしたい」と語る。

◎関連リンク→　株式会社マルイチ　アルミ台車