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    日本ミシュランタイヤ リトレッドタイヤを管理「e―Retread system」

    2015年1月14日

     
     
     

     日本ミシュランタイヤは11月28日に記者会見を開き、トラック・バス用タイヤで推奨しているリトレッドタイヤ(再生タイヤ)の回収・生産・配送状況をインターネット上でリアルタイムに把握できるシステム「e―Retread system(イーリトレッドシステム)」を発表した。
     トラック・バス事業部のドニミク・ペルティエ常務執行役員が「運送事業者のコスト削減と、環境問題への貢献に寄与する」と話すように、運送業界に対し、リトレッドタイヤの普及を進めている同社。営業活動にタブレットを導入するなどデジタルソリューションにも力を入れており、今回の発表もその一環と言える。


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     同システムは、リトレッドタイヤに必要なケーシング(使用済みタイヤ)の回収から生産、発送までの手続きと、その経過をウェブアプリケーションで管理。新品タイヤ製造時に刻印される固有番号「セリアル」をIDとし、生産履歴などの随時更新されていく情報を検索・確認することができる。
     タイヤ販売店、工場、ミシュランのカスタマーサービス(CSC)の三者を結ぶ。販売店はケーシング情報、工場は生産状況、ミシュランCSCは出荷予定日を入力。三者とも、ウェブを通してデータにアクセスすることが可能だ。
     事業者の保有するケーシングを預かり、加工・製品化を行う「委託(自社台方式)」をメーン対象とする。委託リトレッドは個別管理が必要となり、量・質ともに高い管理レベルが必要とされるが、同システムの導入により、管理業務の省力化が実現するという。
     販売店としては、担当営業マンへの問い合わせの手間や待ち時間などの負担が軽減。また、蓄積されたケーシング情報を、ユーザーに対する営業ツールとして活用することも可能だという。
     同社によると、回収時から出荷予定日の設定までをケーシングを1本ごとに一元管理するシステムは「リトレッド業界で初の試み」。9月中旬から運用試験を兼ねて一部の販売店で利用がスタートしており、12月1日から本格稼働した。
    ◎関連リンク→ 日本ミシュランタイヤ

     
     
     
     
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