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製品・IT
KWDのVUEROID「コーナービジョン」 AIが死角の人や車を検知
2025年2月12日
トラック関連製品の販売を手掛けるKWD(横浜市中区)は、AIによりトラックの死角をカバーするシステムVUEROID「コーナービジョン」を展開している。トラックの死角となる前方および前方コーナー部にあたるクラス5とクラス6をカバーする。広角カメラが広い視野を確保し車載の画面に表示する。
最大の特徴といえるのが、AIによる危険検知とクリアな映像表示だ。高精度なAIにより、「人」「車」「二輪車・自転車」を検知。検知したものにチェックが付き、画面表示で警告するほか、アラームでの警告も可能。映し出される映像は205度の超高角度カメラにより広範囲をカバーし、夜間でも明るく映し出す。広範囲をカバーする魚眼カメラは映像が歪み、見づらくなるのが一般的。同製品は独自のアルゴリズムで歪みを補正。死角に潜む危険の認知を助ける。
これらの高度な機能を支えているのが共同開発を担っているエヌ・シー・アンド(韓国ソンナム市)の技術だ。同社は日本の有名メーカーのドラレコのOEMを担うなど、その技術の高さは折り紙付き。システムの頭脳にあたるチップを自社開発できることから最先端の技術を検知や解析、映像補正に生かすことができる。
コーナービジョンはドラレコ機能も搭載することから、無駄のない効率的な運用が可能。同社では「新車はもちろんだが、ドラレコが壊れてしまった既存車両に導入してもらうのもひとつ」と提案する。
同製品は「令和6年度安全装置等導入促進助成事業対象装置」にも認定。導入時に助成を受けることができる。
◎関連リンク→ 株式会社KWD
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