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スマホで睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク予測 リアライズ・イノベーションズ
2025年1月9日New!!
リアライズ・イノベーションズ(東京都港区)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクを予測できるSASスクリーニングアプリを運送事業者向けに提供している。スマホを枕元に置くだけで簡易的なスクリーニングができ、睡眠の観点からドライバーの健康管理をサポートする。
同アプリは、韓国のスリープテック企業Asleep(エイスリープ)社のAI技術と睡眠解析技術をベースに、リアライズ・イノベーションズが日本市場向けに開発したもの。同社ソリューション事業部でシニアマネージャーを務める小林延行氏は、「韓国国内では診断補助医療機器として承認を得ており、精度の高さが強み」と語る。
使い方は、同アプリを起動し、計測開始ボタンを押して枕元に置くだけ。睡眠中の呼吸音を解析し、SASのリスク予測、睡眠段階の分析、いびきの有無の判定がアプリ上で行われる。
計測結果の評価は緑、黄、赤の3段階で表示。同氏は、「病院に行かず在宅のまま即日実施でき、治療が必要なレベルかどうかといった目安が得られる。漠然とした不安感の払拭につながるのでは」と説明する。
同部アシスタントマネージャーの藤木将裕氏は、「1m以内にスマホを置くことを推奨しているが、家族など複数で眠る場合は一番近い音を収集するため、計測したい人になるべく近づけるよう50cm以内を推奨している」と説明。「収集した音データは、数列など音声ではないデータに変換されるため、安心して利用いただける」と付け加える。
企業側では、従業員の睡眠データを可視化し、一括管理が可能。同氏は、「計測結果をもとに、医療機関の受診や適切な治療につなげてほしい」と語る。小林氏は、「月に数回、アプリを起動するようなイメージで、ドライバーさんに負担がなく、手軽に運用いただける」と語った。
◎関連リンク→ リアライズ・イノベーションズ株式会社
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