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    ミヤモト 中古部品の価値を高める、高品質と安定的な供給

    2015年6月22日

     
     
     

     トラック中古車・中古部品の販売などを手がけるミヤモト(大阪市港区)の宮本眞希社長は、昨年から日本トラックリファインパーツ協会(JTP)の代表を務めるほか、日本ELVリサイクル機構のトラック・バス部会長など数々の役職を歴任している。その宮本社長に、今後の中古車・中古部品業界の展望や会社の方針などについて聞いた。
     循環型社会の構築のために、「物流業界へのリファインパーツの普及を促進し、中古部品の価値を高めたい」と話す宮本社長。「リファインパーツのもととなる使用済みトラックが海外に数多く輸出されているので、使用済みトラックの国内での確保が難しくなっている。また、純正新品・社外新品・リビルト・中古の4種類の価格の差が縮まりつつある」と、中古部品業界の問題点を指摘する。


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     JTPは今年3月11日から13日まで東京ビックサイトで開催された「国際オートアフターマーケット」に初めて出展した。「一つの委員会が先導となって展示会の準備を行ったが、傍観者が出ないよう各委員会で協力した。全員参加型の組織を目指している」という。「中古部品は特に、質の高さや安定的な供給が求められる。そのためにも、JTPの会員数をさらに増やし、ネットなどを通じてリファインパーツの共有数を増やしていくことが必要」と話す。
     社内では今後、保険部門、リビルト部門を立ち上げる予定で「将来的には海外事業部も立ち上げ、海外での現地展開も視野に入れていく」。また、「乗用車からトラックにシフトする中古車・中古部品業者が増えている。中古車だけ、修理だけの会社は今後、業界内の競争を生き残っていくことはできないと感じている」と、業界の厳しい現状を説明する。
     現在55歳の宮本社長は、創業70年となる2022年までに年商50億円達成を目標としている。「60歳になるまでに会社の事業の柱を確固たるものにしていきたい。それから先の10年間は、事業継承の期間としたい。事業領域を増やし、運送事業者の方に全面的に任せていただける『ワンストップサービス』の提供ができる体制をつくっていく」と構想しており、「『中小物流会社の支援企業』を方針として掲げている。当社を窓口にしていただけたら」と話した。
    ◎関連リンク→ 株式会社ミヤモト

     
     
     
     
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